祝 「ほんとわ」 | 軽井沢高原文庫

祝 「ほんとわ」

東京の世田谷文学館が4月下旬にリオープンするに際し、内覧会・開館式などのご案内を最近いただきましたが、私が個人的に注目したいのは、これまでのライブラリー(図書室)の空間と機能をリニューアルしたという新ライブラリー「ほんとわ hon-to-wa」です。4月22日オープン。“ほんとわ”は、「本と和」、「本永久(とわ)」、「本とは?」など、いくつかの意味を重ね合わせた名前だそう。本があることで人が集い、交流の場になること、幅広い世代に向けて、本との出会いと多様な楽しみ方を提供する場になることを、“ほんとわ”は目指しているのだそうです。これは想像するに、世田谷区民89万人に対し、もっと文学館に親しんでいただきたい、との願いをこめて、世田谷文学館が打ち出した、区民と文学館を結ぶ新たな回路づくりの構築なのでしょう。それは、従来型の文学館の一部がとってきた、調査・研究を目的とする方々への対応というものにとくに限定しない、より多くの方々に向けて、書物との新たな出会いの場をつくること。(世田谷文学館ニュース65によれば、世田谷区では過去5年間、9歳以下の児童の人口が、毎年1000人以上のペースで増加しているとのことで、こうした状況もふまえ、リニューアル後は乳幼児を中心とした、子どもたちのためのエリアを新設し、親子で楽しめる空間づくりを進めるとのこと。)これまでも、絵本コーナーの充実や、絵本展の開催、子供向けイベントや小中学校への出張授業の実施など、子どもたち世代に向けた様々なことに取り組んできた世田谷文学館の新たな挑戦を、あたたかく見守りたいと思います。