立原道造・風信子忌  | 軽井沢高原文庫

立原道造・風信子忌 

きのう、東京で立原道造の風信子忌(ひあしんすき)があり、参加してきました。上野周辺の桜は、最近の暖かさで一気に花開いたのか、もう満開に近い状態でした。立原の墓は谷中の多寶院にあります。そこで約40名がいつものようにお墓参りをし、その後、池之端の鴎外荘での式典・講演会に向かいました。こちらは70名ほどの参加者。今回、立花隆氏が「没後世代にとっての立原道造」というテーマで講演。立花氏は高1の時、国語の教科書に立原の詩集『萱草に寄す』から相当程度、立原詩が採録されているのに出会い、それまで自分が考えていたのとまったく違う日本語がそこにあるのに電撃的なショックを受けたといいます。その後も、立花氏が一貫して惹きつけられてきたのは言葉の世界であり、文学の世界であったとの由。なお、言葉がもつ独特のパワーは書いた人間にしか分からない、そうしたパワーは立花氏の場合書くことによって得ている、日本のもの書きでそうしたパワーを立花氏が得てきた先人は松尾芭蕉であり近松門左衛門でありそういう日本の作家であった、といった話は私にはとても興味深いものでした。立花氏は上野高校出身で、立原の墓がある谷中周辺は通学路だったそう。懇親会の献杯の音頭は97歳の山崎剛太郎氏でした。