『小山正孝全詩集』全二巻、刊行 | 軽井沢高原文庫

『小山正孝全詩集』全二巻、刊行

『小山正孝全詩集』全二巻(2015.1.30、潮流社)が刊行され、ご令息小山正見氏からお送りいただきました。小山正孝(おやままさたか、1916-2002)氏の生前に刊行された詩集八冊の全編を集め、年譜を付して二巻に収めたもの。詩集八冊とは『雪つぶて』『逃げ水』『愛しあふ男女』『散ル木ノ葉』『山の奥』『風毛と雨血』『山居乱信』『十二月感泣集』。この内、幾つかは少部数の限定本として刊行、大部分が銅版画家・駒井哲郎の表紙装画という凝った造りのため、おそらく本が市場に出回ること少なく、全冊を所有している人は多くないと思われます。渡邊啓史氏が解題に書いている通り、この『全詩集』によって詩人小山正孝の生涯にわたる詩業の全貌は明らかになることでしょう。私はこれまで立原道造、堀辰雄とのかかわりのなかで小山氏をとらえてきたかも知れず、小山氏の中国文学への深い素養、盆景家の父など、もっと全体に目を注ぐ必要があるようです。