堀内正和、宮脇愛子 | 軽井沢高原文庫

堀内正和、宮脇愛子

3日前、参加させていただいた「献花 宮脇愛子」の席上、世田谷美術館館長の酒井忠康氏が語ったエピソードで私が面白いと思ったものを一つ、ここに記しておきたいと思います。それは、彫刻家の大先輩、堀内正和氏と宮脇愛子さんの二人にまつわる話。堀内正和さんは、若き日の宮脇さんの仕事ぶりを大変興味深く観察しておられたそうです。一方、宮脇さんのほうは、堀内さんの言葉を克明に記憶されていたとのこと。宮脇さんが初期の「うつろひ」を発表した際、それはたった2本のワイヤで構成された作品だったそうですが、それを見た堀内さんが、「ノミの夫婦が飛んだ」と一言、感想をもらしたそうです。それを愛子さんが酒井さんに、「そんなことをおっしゃるのよ」と話したという、だいたいそんな内容でした。