「ヴェローナの二紳士」「恋の骨折り損」「ロミオとジュリエット」 | 軽井沢高原文庫

「ヴェローナの二紳士」「恋の骨折り損」「ロミオとジュリエット」

昨日も真冬日でした。最低気温-12.6度。シェイクスピア全集(小田島雄志訳)を少しずつ読んでいます。「ヴェローナの二紳士」「恋の骨折り損」「ロミオとジュリエット」はシェイクスピアのいずれも初期作品。前者二作が喜劇であるのに対し、後者は抒情悲劇。といっても後者もシンメトリーとコントラストの感覚が隅々まで行き渡り、数え切れないほどの言葉遊びもあり、悲劇と喜劇の微妙なバランスをとっています。「ロミオとジュリエット」は冒頭から魅力を感じ、読み進むにつれても無駄がなく、完成度の高い作品と思いました。1595年、シェイクスピアが30歳を越えたばかりの頃にこの劇が書かれたとするのが現在、最も有力な見方になっているとのこと。恐れ入りました。なお、序詞役の台詞はソネット(十四行詩)形式で書かれていることを今回、初めて知りました。