竹西寛子氏、文化功労者
ひと月ほど前、竹西寛子氏が文化功労者に選ばれたことについて、私はこれまで座談会や原稿執筆などでたびたびお世話になり、そのお人柄にふれ、その作品を拝読してきた一人としてことのほかうれしく、すぐにお祝いの手紙を差し上げたのでした。この夏だったか、故郷広島で被爆した少女時代について某紙に書かれていた随筆をすぐに思い起こしました。その主題があまりに重たく、読後感をこの欄で記すこともできませんでした。先日、その竹西さんからお礼のお手紙を頂戴し、本当に恐縮しました。文化功労者認定と同じ頃、広島で中国文化賞も受賞なさった由。「老年にいたっての受賞はうれしく感謝あるのみです」とありました。竹西さんらしいお言葉です。ますますのご健筆をお祈り申し上げます。