文人って何だ?
「文人って何だ?」という問いの3回シリーズの記事を興味深く読みました(日経2012.11.11、11.18)。1回目は江戸中期の画家池大雅を中心に取り上げ、2回目は近代の夏目漱石を取り上げています。今度の日曜日の3回目は誰を取り上げるか、楽しみです。「漱石文学は、江戸、中国にさかのぼる精神の故郷から産み落とされた」というのが、筆者・宮川匡司氏の2回目の結び。漱石は『明暗』を午前中に書き、午後には漢詩をつくっていた人。漱石の展覧会評は今日の目から見ても、慧眼に感服するものがあります。昔、エッセイのアンソロジーを読んでいて、漱石の文章だけ、何か他の人びとの文章と異質な、背後に何か深いものを 感じた経験が、私にあります。