今秋、東京で深沢紅子展
数日前、武蔵野市立吉祥寺美術館の館長と担当学芸員の方がお見えになりました。JR、京王井の頭線「吉祥寺駅」から徒歩3分ほどの所にある同館で、今年の9月15日から11月4日まで「野の花をみつめて 深沢紅子展(仮称)」を開催したいとのこと。そして作品資料はこちらから出品する50~70点をメーンに、一部はご遺族から吉祥寺時代の写真などを借りて全体を構成したいとのお話でした。以下、余談ですが、昭和6年、当時吉祥寺に住んでいた深沢省三・紅子夫妻の家を宮沢賢治が訪ねてきました。隣に賢治の『注文の多い料理店』の挿絵を描いた菊池武雄が居住していたため。あいにく菊地は留守で、賢治は深沢宅にある包みを預けました。暑い日で、急ぐ賢治に紅子はコップに水を入れて出したそうです。深沢夫妻と宮沢賢治は岩手の同郷。紅子の父と賢治の父は信仰上の友達。賢治は省三の盛岡中学の3年先輩と、いろいろ因縁があるのです。その吉祥寺の家というのは今、公園になっていて、展覧会を開催する美術館から歩いて5分程度のところにあります。なにか不思議な気がいたします。