秋の北信濃を巡る
きのう、久しぶりの休みを得ましたので、ぶらりと秋の長野・小布施を巡ってきました。第一目的は長野県信濃美術館で開かれていた没後100年「菱田春草展」。近代の日本美術史に関心を持つものにとって、速水御舟や菱田春草の作品をまとめてみておくことは必須なことです。今回、晩年の傑作「落葉」「黒き猫」こそ陳列されませんでしたが(この2点は京都国立博物館「細川家の至宝展」で現在展示中)、120点近い作品が前期・後期で飾られています。めったにないこと。私も「水鏡」(東京藝術大学)「羅浮仙」(長野県信濃美術館)「砧」(茨城県立美術館)、「雨後」(山種美術館)など惹かれる作品がありました。また、秋の小布施を1時間半ほどかけて、あてもなく、ゆっくり歩き回りました。街の周囲にはりんごやぶどう、栗の畑が広がり、栗の郷・小布施を全身で実感しました。かつて、イギリスのバースで感じたことですが、ウォーキング・シティのすばらしさを小布施でも感じました。市村次夫氏率いる小布施堂・枡一市村酒造は枡一客殿が加わり、奥行きを増したように思います。