軽井沢ヴィラ・セシリア音楽堂に16世紀イタリア・ルネサンス様式のオルガン完成
野沢原にある軽井沢ヴィラ・セシリア音楽堂できのう、16世紀イタリア・ルネサンス様式のパイプオルガンが再現され、その完成記念演奏会が開かれ、私も参加してきました。設置したのは同音楽堂を主宰し、ウィーン国立音楽大学オルガン科・同修士課程を最優秀成績で終了した和田純子さん(50歳)。現在、神田キリスト教会主任オルガニスト。音楽堂もご自分の別荘地に建てたもの。G.カヴァッツォーニやG.フレスコバルディなどが作曲した16世紀の教会音楽を1時間余り、その妙 なる音色をたっぷりと聴くことができました。電気のなかった当時の手ふいごを使って。このオルガンは、北イタリアのコドロイポ(私はアトラス世界地図で調べましたが見つけることができませんでしたが、和田さんの解説によるとトリエステとヴェネチアの間くらい)で7代続くフランチェスコ・ザニン・オルガン工房に制作を依頼し、3年がかりで作られ、船で運び、先月、イタリア人技術者ら総勢4人が20日間かけて設置したとのこと。オルガンの高さは5メートル。巨大なオルガンを入れる箱や周囲はすべて青と金で彩色・統一されて、目にも鮮やか。やさしい音色もさることながら、このたびもまた、こうした個人の方の熱い情熱に心打たれました。軽井沢にはすでにパイプオルガンがいくつもありますが、これはイタリア・ルネサンス様式を忠実に再現した特異な存在。和田さんは「芸術がピークに達したルネサンス期のイタリアではオルガンもやはり最高の物が作られており、ぜひそれを再現したかった」と話したようです(信毎記事)。