皆さんこんにちは
今日は火曜日。
3週続けて・・・月曜日に書いている「雑多なブログ」を今週も今日お届けします。
昨日は、確定申告に時間を取られ、眼球が疲れてしまったので、
結局、ブログを書くことが出来ませんでした
毎年思うのですが、ホントに確定申告は面倒くさい作業です
でも・・・
今は”イータックス”という自宅にいながら税務署へ提出出来るシステムが出来上がりましたので、楽と言えば楽になったんですけどね
なので・・・
本日「雑多なブログ」をお届け致しますので、今週もよろしくお願いしますね。
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「良いブログネタはないかいなぁ」とネットニュースを見ていると、
次のニュースが目に飛び込んできました。
そのニュースとは、”1年たっても注文ゼロ…ドローン配送、買い物弱者支援目指すも中止へ”という毎日新聞が報じていた内容です。
1年たっても注文ゼロ…ドローン配送、買い物弱者支援目指すも中止へ (msn.com)
この記事を要約すると・・・
①千葉県勝浦市は、ドローンとEVを活用した商品配送サービス事業を3月末で中止。
②中止の理由は、需要がなかった為。(顧客からの注文0)
③市商工会関係者らで組織する市商店街活性化推進協議会が陸送をメインに事業方針転換。
こんな感じになりますかね。
つまりは、”やりたかったけど注文が全く入らない為に事業自体を中止する”らしいんです
勿体ないですね、中止するなんて。
ドローン活用は未来に向けた新しい物流システムですし、我がふるさと千葉県の勝浦などのような海や山が多いエリアでは、活用の幅も広がるはずだと思えるんですけどね。
ホントに残念です。
「最終的に顧客がいなかった」という理由ですので、「致し方ないかな!?」とも思えますが、
そもそも、顧客を創る活動(マーケティング活動)はしたんでしょうか?
”ドローンを使って何かを買う”なんて行為は、これまでなかったはずですよね。
その全く新しい物流システムを「さぁ使って下さい」と言って、「じゃ私が使います」なんて
直ぐに手を上げる人がいるなんて普通に考えれば”いない”としか私には思えません。
もし、効果的な”顧客を創る活動(マーケティング活動)”をしていないんだとしたら、
行政主導の地方活性化策のあるあるなんですが・・・
無駄なお金と時間が取られたことになったのではないかと考えてしまったんです。
人は、新しい物、新しいシステムなどには”疑心暗鬼”になるものです。
その疑心暗鬼なものが如何に便利で生活に役立つかものかと認めさせていくという仕事(活動)は、時間がかかりますし、努力や苦労はついて回る物だと思うんです。
ですから、この事業が3年で終わってしまったことは残念ですし、その3年の間、綿密な計画によるマーケティング活動がなされていたのかという疑問を持ってしまいました
話は、私の若い頃体験した東京ディズニーリゾートの学校担当になった時の話で恐縮ですが、
この勝浦の事業との比較事例になると思いますので、少しだけ書かせていただきますね。
私が担当するまで東京ディズニーリゾートの学校集客は、下降の一途をたどっていました。
また、その市場は閉鎖的な市場だと営業部員皆に考えられていて、誰も「担当したい!」と言う人が現れてこない状態でした。
そんな状況に当時の営業部長が、キャスト教育を10年以上担当してきた私に”教育つながり”という訳のわからない理由を押しつけ「どう?やってみない」と声をかけてきたんです。
昭和の組織は、声をかけれたらそのまま担当の時代でしたので、
私は次の日から”学校担当”になってしまいました
担当になったと言っても右も左も解らない学校市場。
ホントに何をして良いのか・・・と悩む毎日だったんです。
とは言え、兎に角、やるしかありません。
直接、学校や教育委員会、校長会、文部科学省などなどの門をたたき、教えを請いながら努力を続けていきました。
最初の3年は、なかなか結果を出すことが出来ずにいましたが、
その3年の間、
”東京ディズニーリゾートと学び”が結びつかない学校関係者への啓発活動や、
”東京ディズニーリゾートで行う新しい体験学習”などを提案していくことによって、
学校側に”東京ディズニーリゾートと学びへの理解”が深まり、4年目以降成果が現れ始めて行ったんです。
その経験から、”AIDMA”の応用編”NAIDAS(ナイダス)”を考え、実践していきました。
この”NAIDAS(ナイダス)”の詳細は、2021年11月4日の企業アドバイザーブログを参考にして下さい。
この”NAIDAS(ナイダス)”の最初の”N”は、Negative(否定的)のNです。
つまり、新しいことを行う事とは、最初に顧客側にある”ネガティブな心”を克服することから
始めなければならないと私は気づきました
学校団体が来てもらえず、勝浦の協議会のように「学校への活動を止めてしまえ!」なんて輩が現れたこともありました。
でも、ネガティブな心を時間をかけて取り除く作業をすることによって、市場の動きは好転し、継続していく事になっていきました
このドローンの物流システムも、もう少し、”NAIDAS(ナイダス)”を考えたマーケティングを考えていれば、中止にならなかったのではないかと私には思え残念で仕方ないんです。
ところで・・・
ドローン物流に対して私は、昔から興味がありました。
離島や限界集落など人が減り、高齢化が進む集落への敏速な物流網の確保等にドローン活用が
進んで欲しいと考えていたからです。
勿論、そこにはメリットだけではなくデメリットがあることは承知しています。
例えば、
①セキュリティ面に不安
運んでいる荷物やドローン自体が悪意ある人物に盗まれたり壊されたりしないか・・。
②安全面に不安
墜落などにより周囲の人や物をはかいするのではないか・・・。
③悪天候の時には利用できない
天候に左右されやすい。
このデメリットも、いつか解決する時が来るはずです。
これから少子化に影響がもろに出てくる地方にこそ、ドローン物流は重要なアイテムではないかと思えて仕方ないんです。
そう考える私にとって、ドローン物流が中止となった千葉県勝浦の事業は、
折角、ふるさと千葉が他の地域より先に行けるモデル事業になれたのに残念無念と思えて仕方のない小さな、でも、大きなニュースだったのです。
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今日のお話はこれでおしまいです。
それにしても、今日は暖かいですね。
パソコンを打っていても、寒さを感じませんものね。
でも、夜から明日にかけてまた冬に戻ってしまうようですので、
お互いに風邪を引かないように気をつけて行きましょうね。
それでは、また
元ディズニー親父の松本でした。