皆さんこんにちは
今週も始まってしまいましたね
「始まってしまった」という表現も「どうなんだろう?」とは思いますが、
週の始まりは、「さぁがんばるぞぉ!」と思う方より、
「始まってしまった」と考える方の方が多い気が私はします。
何故って・・・・私がそうだったから・・・
そんな現役時代の事を思い出しつつ、月曜日のテーマ「犬の思い出」をお届けします。
今週も可能な範囲でブログを書かせていただきますので、
ご愛読の程宜しくお願いします<(_ _)>
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ワンちゃんを飼っていると動物どうしの”ふれあい”に出くわす事がよく起きます
例えば・・・
お散歩をしている時に鳩とじゃれ合ってみたり。
例えば・・・
庭に蝶々が飛んでくると、その蝶々を追いかけてみたり。
勿論・・・
ワンちゃんどうしの匂いの嗅ぎあいなんてことは日常ですよね。
そんなある日の夜、”ルナ”は初めての動物との出会いが我家の裏庭で起きてしまったんです
その日は、裏庭の梅の花が散った春先の出来事でした
突然、「ニャー」というか細いネコの声がしてきたんです
娘が最初にその声に気づき、「どこかでネコの声がするよ」と言ってきました。
私は「発情期だから、外でネコが鳴いているんじゃないの」とその言葉を軽く流します。
「でも、凄く近くで鳴いているんですけど・・・」と娘が反論してきます。
「じゃ、裏庭に入ってきて鳴いているのかもね」とその反論をまた軽く流していると、
私の耳にもか細い声が聞こえてきてしまいました👂
「ニャー、ニャー」
「ん??確かにか細い声だね」と私は言うと、
「ちょっと見てくるよ」と娘と奥さんが裏口の扉を開け裏庭に・・・出て行ってしまいます
裏口の扉を開けるとその声は大きく聞こえ出します。
「ニャー、ニャー」
その声は、娘と奥さんの姿を見たせいでしょうか、より大きくなり、
何かを訴えているように感じるほど大きくなっていきました。
「ニャー、ニャー」
その声に「どうした??やっぱりネコ?」と私が聞くと、
「そう、子猫が震えて鳴いているよ」と奥さんが伝えてくれます
「えっ!まさか・・・家の裏庭で生んだのか?」と嫌な予感を感じていると、
”ルナ”までもが裏庭を覗きに走って行ってしまいました
「なんだよ・・皆で裏庭に行っちゃうのかよ」と愚痴を言いつつ、重い腰を上げ、
私も”ルナ”の後を追って裏庭を覗いてみることにしたんです
すると・・・
そこには、まるで暗闇の中に灯る眩しい光に見えるほど”真っ白いネコ”が、
私たちを見つめながら鳴く姿がありました
その鳴き声に反応するかのように、”ルナ”が子猫の身体のにおいを嗅ぎ出します。
吠える事をすることもなく、ひたすら、匂いを嗅いでいました。
子猫も嗅がれるまま、鳴きながらじっとしています
”ルナ”にとっては初めて見る子猫。
でも、その姿は、まるで、我が子を愛おしむように接しているように見えてしまいました
去勢手術をしたが為に、自分の子供を見る事が出来ない”ルナ”ではありますが、
子猫と出会ったことによって母性が生まれてきたのかもしれないと思えたほどです
そんな姿に少し切なさを感じていると、奥さんが”ルナ”の餌を子猫にあげてしまいました
「なんであげるの。家に居着いちゃうよ」と私が言うと、
「だって、きっとお腹すいているよ」と反論してきます。
娘も「そうだよ。かわいそうじゃん」と奥さんと共闘を組み始めてきました。
”ルナ”も自分の餌だとわかっているはずなのに黙ってその餌を食べる子猫を見つめています。
私的には、ワンちゃんとネコちゃんを飼う金銭的な余裕はないと思って、
情が移らないように接していたのですが・・・
餌を与えたことによって子猫も自分の家だと認識してしまうかもしれないと思いました
そんな中、私にとって救世主が突然現れます
「スイマセン夜分に」
「その子猫、私の方で引き取らせていただいてもよろしいでしょうか??」
と知らない男性が声を掛けてきたんです。
一瞬、「誰だ??」と身構えたのですが、よくよく話を聞いていくと、
その男性は、ネコを保護しながら、猫カフェを経営されている方ということがわかりました。
猫カフェがご近所にある事は前々から知っていましたので、
安心し、子猫を保護してもらう事にしたんです
これで、ネコを飼うことが無くなったと私は安堵したのですが、
奥さんも娘も、そして、”ルナ”までもが子猫との別れ際に心を引かれていることがわかった、
ある日の夜の出来事だったのです。
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今日のお話はこれでおしまいです。
それにしても、どうして子猫が我家にいたのか・・・??
ひょっとして何かのお告げなのか??と
今でも不思議な、そして、”ルナ”の母性を垣間見れた数時間の出来事だったのです。
それでは、また
元ディズニー親父の松本でした。