■湯浅誠が語る、広がる貧困と結婚できない人の関係(Business Media 誠さんより。)
結婚できない理由について。
模範解答は「結婚したくないから。」(10字)
優良回答は「結婚する気がないから。」(11字)
ですかね。
A「相手はいないけど、かといって
まだ一生懸命探してまでは」結婚したくない。
B「相手はいて、それなりに楽しいんだけど、
この人とは」結婚したくない。
C「いやー、今すっごい楽しいの!
なのでまだ」結婚したくない。
D「オランダ行けば結婚できるけど、
まあそこまでしては」結婚したくない。
E「理想の相手じゃなければ」結婚したくない。
いろんな人のいろんな恋愛と結婚の形を
拝見する機会があるんですけど、
結婚しない、またはしてない人の意見をまとめると
大体上のどれかに当てはまる。
逆に、
「お金がないから」結婚できない、と言ってる人には
個人的にはほとんどお目にかかったことがない。
や、まったくいなかったわけではないんだけども。
たとえば以前、
「相手はいるけどお金がないから結婚できないんだよね」
とおっしゃる方がいて。
「じゃさ、たとえば今突然、一生困らないくらいのお金が
自分のものになったとしよっか。したら、すぐ結婚する?」
って聞いたんです。そしたらその方
「うーん…」つって。
えー。なんで悩む。
そういう人は多分、結婚を難しく考えすぎです。
「結婚の定義とはこうだ!」とか言ってね。
もしくは「でもでもー」言ってる自分が好きなだけで
本当は単に「したくない」だけ、とかね。
婚約指輪とか結納金とか、結婚式とか。
金かかるよねー、つって。
一人で食ってくのも大変だから。
二人ならなおさらだよねー、つって。
だから無理だよねー、つって。
そうかなあ。
お金ないんだったら、どれかしなくても、よくない?
自分たちのお財布が許す範囲でやったら、よくない?
何かがまんしたら、よくない?
そういうの、だめですかね。
だってさ、
貨幣が石ころでできてた昔っから、
仕組みは違えど人って結婚してきたんでしょ?
平安時代だって、なにも光源氏だけが
結婚してたわけじゃないと思うんですよ。
士農工商の江戸の世でも、
「農民は貧しさのために結婚できませんでした」、
なんて聞いたことないし。
豊かな人は豊かな人なりに。
貧しい人は貧しい人なりに。
結婚してきたんじゃないですかね。ちがう?
や、まあ、
「今と昔じゃ話は違うんだよ!」って言う人も
いるかもしれない。
でもさ、ほんとに違うの?
そう思ってるだけじゃなくて?
結婚したければ駆け落ちしてでもするし、
結婚したくなければ家出してでもしない。
そういったメンタリティーって、程度の差こそあれ
今も昔もそんなに変わってないような気がするんだけど。
で。個人的には
結婚してようとしてなかろうと、素敵な人は素敵だと思うし、
結婚してないのも全然おかしなことじゃない、とも思う。
というか、そういう人のありようを殊更にあげつらって、
いちいち問題視する今の社会の方が
よっぽど不自由で不健康だと思う。
「人は結婚すべき!」「いやこの時代では結婚すべきでない!」と言ってる
「べきべきくん」とか、
「今の未婚率の『異常な』高さは、貧困が原因なんだ!」と言ってる
「きめつけくん」とか、
「でもお金がー」「でも時期がー」と言ってる
「でもでもくん」よりも、
気持ちよく独身生活を楽しんでいる方、
あるいは豪放な独り者の方がずっとモテるし、なにより楽しそう。
また、仕事はばりばりこなすけれども、いざ仕事が終われば
子煩悩なお父さんお母さんに早変わりするビジネスパーソンも、
同じくらい素敵です。
そういう、
いろんな形で人生を楽しめてる人の多い社会を目指す方が、
結婚するとかしないとかを大げさに捉えて
べき論をわーわー言い合っている社会より、
ずっと健康的だし、成長できるとも思うんだけどな。
なので。
「できない」理由を他人があれこれ議論するより、
そもそも本人が「したい」のかどうか、ちゃんと考えてみては?
未婚率増加の問題も、なんで「できない」のかより、
なんで「したくない」のか、を考える方がより本質的。
と、私は思いますけども。
いかがでしょうか。