2040年問題とエッセンシャルワーカー不足への処方箋2040年問題の本質は、エッセンシャルワーカーの不足によって社会の基礎機能そのものが不全化することにある。医療、介護、建設、物流、公共交通などの現場で担い手が不足すれば、社会を支える仕組みは維持できない。ゆえに、人手不足への有力かつ現実的な対応策の一つとして、医療的エビデンスに基づくヘルスケアサービスの普及を通じて生活習慣の改善を促進し、健康寿命を延伸させ、就業可能期間を拡大することにより、雇用延長を通じた働き手の確保を図る必要がある。ただし、この方策は健康づくりのみで完結するものではなく、雇用制度改革、職務設計の見直し、柔軟な就労環境の整備と一体的に進めてこそ、十分な効果を発揮する。