成長著しい自動運転関連市場。2020年代には自動運転レベル3(条件付き運転自動化)以上が実用化され、コネクテッド技術やサービス、MaaS(Mobility as a Service)分野など広範囲に波及しながら市場規模を拡大し続けていく。


鉄道、バス、タクシー、飛行機、フェリーにシェアサイクル……私たちの身の回りには、タイプや運営事業者の異なるいろいろなモビリティサービス(交通手段)があるがそれらを一つのサービス上に統合し、より便利な移動を実現する仕組みをMaaS(マース;Mobility as a Service)と呼ぶ。
MaaSには、その統合度や機能に応じた0~4までの5つの段階があり、現状の経路検索はその中でも低めの「レベル1」のサービスである。
レベル1:情報は統合されているものの、予約や支払いのスタイルが統合されていない状態。2021年の日本は、まだこの段階にある。
レベル2:一つのサービス上で予約や支払いまでができる。欧州を中心に続々と広がっている。
レベル3:MaaS先進国・フィンランドで行われているような、複数の交通手段が決まった料金体系で利用できる。
レベル4:レベル3を都市計画や国の政策として行う域に達している。現在では、まだほとんど事例がない。



AIオンデマンド交通とはAIを活用することで利用者予約に対し、リアルタイムに最適配車を行うサービス。定まった路線を持たず、配車予約と車両位置からAIがリアルタイムに最適な運行ルートを決定するため、乗合をしつつ、概ね希望時間通りの移動が可能となる。MaaSではレベル1に該当するサービスである。

https://www.kogasoftware.com/topics/post-12595/


AIオンデマンド交通はラストワンマイルと言われる交通手段であり、MaaSの中心的なサービスと考えられる。超高齢化社会の日本ではAIオンデマンド交通がMaaSの中心的なサービスとなる。そうすると当社の孝行デマンドバスは大いに必要となるサービスになるだろう。