こんにちは
今回は看護師の重留が担当いたします
日々 動物病院には、
「あそこにあった〇〇がなくなっている」
「〇〇を食べてしまった」など
誤飲してしまったわんちゃん・ねこちゃんが多く来院されます
そこで今回は『わんちゃん・ねこちゃんの誤飲』について
簡単にご説明します
代表的な誤飲物の種類として、
ボール、硬貨
ペットシーツ
ぬいぐるみ
リボンなどの紐状物質 (※ねこちゃんは特に要注意)
鳥の骨や竹串などの尖ったもの
ボタン電池
中毒症状を起こしうる、
ネギ・タマネギ
チョコレート
マカダミアナッツ
キシリトール
ぶどう、レーズン
ユリ
タバコ
などが挙げられます。
もし誤飲してしまったら主に2つの処置を行います
【催吐処置】
誤飲後1~2時間以内である場合と
異物が胃内にあり、形状が鋭利ではない場合が対象になります。
【外科的治療】(内視鏡もしくは消化管切開)
催吐処置では吐き出せない場合と
排便による排出が行えない場合(有害物質を溶出するものなど)
が対象になります。
また、誤飲してしまった場合は
①どのくらいの量を誤飲したか
②元気、食欲はあるか
③嘔吐や下痢、神経症状(異常な興奮、ふらつきなど)はあるか
などの情報が大切となります
私たちが生活する環境の中には、
わんちゃん・ねこちゃんにとって危険なものが
たくさん潜んでいます
そのため、誤飲しそうなものを目の届くところには置かないなど
十分注意しましょう