わんちゃん・ねこちゃんの『低温やけど』 | 高ヶ坂動物病院のブログ

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高ヶ坂動物病院のスタッフによるブログです。
予防に関するご案内や、病院内のでの出来事、
看板猫ナインちゃんの日常などさまざまな情報をお伝えします。

 

こんにちは

今回は看護師の重留が担当させていただきますヒヨコ

 

今年も残すところあと1か月を切りましたね拍手

 

クリスマスや年末年始などイベントが多い冬には、

わんちゃん・ねこちゃんのお家での事故・トラブルが増えてきます注意

例えば、低温やけどや電気コードをかじる事故、

また使い捨てカイロの誤食など・・・

 

今回はわんちゃん・ねこちゃんの『低温やけど』について

簡単にご説明します上差し

 

 

『低温やけど』 とは

44~50℃程度のほんのり温かいと感じる低温のもの

長時間接触して起こるやけどのことです。

動物の場合毛が生えているため、

病変にすぐ気づかないことが多いのですタラー

 

 

症状

しきりに同じ場所だけ舐めている

特定の場所を痛がる

脱毛、皮膚の変色、水疱

皮膚の脱落

 

 

予防策

こたつ

留守中には電源を切りましょう。

使用中、動物が中に入っているときは布団を上げておくようにしましょう。

 

ヒーター・ストーブ

使用中は近づきすぎないように注意です

 

ホットカーペット・湯たんぽ

カバーやタオルで覆うようにして使用しましょう。

またホットカーペットは設定温度に注意です。

暑くなったら移動できるように動物が動ける環境下で使用することも大切です。

特にシニア犬の場合、

体位変換できず低温やけどになってしまわないよう注意しましょう。

 

電気コード

感電や誤飲を防ぐため、カバーを付けるなどの工夫をしましょう。

 

 

長時間、暖房器具のそばにいるようなときは移動させたり、

定期的に皮膚の状態をチェックしましょう電球

 

これから一段と厳しい寒さがやってきますが、

体調崩さないようご注意をクリスマスツリーサンタ