こんばんはー!
動物看護師の小山内です!
皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します
えー、今回のブログはネコちゃんセミナーのお話の最後になります
テーマは・・・「トイレ」です
ネコちゃんのトイレに対するこだわりって実は強いんですー
理想を言えば・・・
草のあまり生えていない掘りやすい土や砂の上、十分な広さがあり、
敵に襲われない静かな場所etc。
そんなところでしたいと思っています
でも、飼い主さんが提供できるトイレにも限界があります
お外のような環境はなかなか作れませんよね
そこで、なるべくお家のネコちゃん達のトイレが理想のトイレに近づくように
いくつかのポイントをお伝えしたいと思いまーす(^ ^)/
その1.設置場所
・食器や休憩場所から離れている ・目立たない場所
・夜間でもアクセスしやすい ・大きい音がしない場所
トイレが気に入らないと、排泄をしてくれなかったりストレスがたまってしまったり・・・
特発性(原因がはっきりしない)膀胱炎になってしまうこともあるのでご注意を。
その2.個数
・ネコの頭数+1以上 ・ネコの頭数が多い場合には猫のグループに
・トイレを隣接すると1つと見なされる わけて、グループ数+1以上
ネコの頭数が多い場合、ネコの頭数+1を揃えるのも大変ですよね?(12頭いたら13個)
その場合ネコには派閥があるので、派閥+1以上を用意してあげましょう。
知らない奴のトイレ後はしたくないけど、仲良しな奴なら許せますよね(笑)
その3.サイズ
・ネコの体長よりも大きいもの ・大型猫の場合、市販のトイレでは
(体長の1.5倍以上) 小さすぎる
トイレの入り口でお尻だけ入れて排泄しているネコちゃんは、そのトイレを
気に入っていません(小さいのかも?)
例えば、入り口にカバーがかかっていて狭かったり・・・。
外に設置してある簡易のトイレってちょっと入りたくないですよね?
そんなイメージなのかも知れません・・・。
その4.形状
・ドーム型は人目を避けて排泄ができる。ただし匂いがこもり易い
・砂を掘った時に底が見えないようある程度深さが必要
・高齢になり高い段差が乗り越えることが困難な場合には浅いものを使用する
(基本的には深い方がいい)
その5.猫砂の種類と量
・粒が細かく固まるタイプが推奨
・ネコが掘った時に底が見えないよう少なくとも深さ5cmほどの砂が必要
壁にオシッコをかけてしまう相談がありました。
トイレに出たり入ったり、しっかり入らずに砂を掘っていたり、
ちゃんと砂をかけられてなかったり、砂をかくのをためらったりしていました。
なので!
トイレを大きくし、 砂を深くしてみました!すると・・・
何の問題もなく普通に排泄をしてくれるようになった訳です
トイレの環境を変えるだけで行動ってかわるんですねぇ
皆さんのお家のネコトイレはいかがですか
良ければ参考にしてみて下さい
きっと愛猫も喜んでくれると思います( *´艸`)♪
ちなみに当院のナインちゃんは、ちょっと狭そうです(笑)
でも、これで慣れていてちゃんとしてくれます
以上がネコセミナーのお話になります!
何かご質問等ございましたら小山内までお願い致しま-す