九州の実家の食卓や冷蔵庫には、だいたいこの時期にはどくだみ茶があり、母は今も毎年作っている。

(麦茶と間違えて飲むのは麺つゆだけじゃない。)

 

昔から、母も祖母も口を揃えて、「どくだみば、せじて(煎じて)飲めば体に良かと。飲んでみんね」と言うが、健康な若者が進んで飲むわけがない。決して美味しいとは思わなかった。健康な若い体には不必要だったのかも。葉っぱは臭いし、ど・く・だ・み、という名前からして、うっへ〜ぼけーって感じでした。

 

 

しかし、50も過ぎて病気をしたり、体の不調も色々抱えて来た今、体が欲するのか不思議とすんなりと飲めた。案外イケるじゃないか。確かに生の葉は匂いますが、干したら匂いはさほど気にならない。温かくても、冷たくてもOK!

 

 

Dokudami  tea

    
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作り方

①洗う。花も茎も使います。

 水気をよく取る。

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②晴れの日、日陰に4から5日カラッと乾くまで干す。

 夜は室内に取り込みます。

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どくだみと柿の葉。

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③15〜20分煎じる。or そのまま90℃位のお湯を入れ、普通のお茶のようにして飲む。

 柿の葉も一緒にしても良いが、その場合は加熱時間の増加でビタミンCが減少するので後者の入れ方で。

 柿の葉もビタミンCが多く含まれています。

 

 袋に乾燥剤も一緒に入れ、冷蔵庫に保管。よく乾燥されてないとカビるらしいので注意。

 

すぐに飲む分には完全にカラッカラじゃなくても、大丈夫。🙆‍♀️

今回は効果を高めるため15分ほど煎じましたが、母のやり方は普通のお茶の入れ方でした。

 

効能

『どくだみ』は日本に昔からある和のハーブ、薬草です。デトックス効果があることでよく知られていて、利尿作用や解毒作用、血管強化の効果もあるそうです。妊娠初期の方には禁忌のようですが、生理が重い人にも良いらしいです。飲み過ぎるとお腹が緩くなるので、逆に便秘の人には良さそうです。

 

ご注意

○除草剤やわんこのオシッコの心配がないものや、庭に生えているものをお試しあれ♪ほっこり

○ティーパックにお湯を注ぐと、マイクロプラスチックも溶け出してしまいます。お茶っ葉をそのままで。

 

🍀祖母のどくだみ茶🍀

 

私にとって、どくだみ茶といえばばあちゃん、ばあちゃんといえばどくだみ茶です。

 

祖母は34歳の時、長崎で被曝しました。80歳を過ぎても畑仕事をし、その年齢には見えないほどシャキシャキ動き、97歳で天に召されるまで元気な人でした。けれど、若い頃は被曝の後遺症で長い間、体がしんどかったようです。

 

小学生の頃は、祖母に頼まれ、よく背中にお灸をのせてやったものです。背中のお灸に火をつけるのホント怖かった。😱熱うなかと?と聞くと、気持ちがいいと言ってました。


そんな祖母は、被曝した後、どくだみ茶や柿の葉茶、枇杷の葉茶、アマチャヅル茶などを貪るように飲んだらしいのです。

 

当時、治療薬や病院での治療も受けられず、なんとか田舎に生きて帰って来て、その辺に生えているどくだみなどの薬草を煎じて飲むしかなかったのです。時には間に合わず、柿の葉などは生のまま食べていたこともあったと母に聞いています。


 

 

 

体の健康を内側から整えてくれる自然のサプリメント、どくだみ茶。

みなさんも生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。