東北に居られるのもあと数日。
この機会に某店のラーメンが食べくて、この日二度目の昼ごはんへ向かう。
いや、そうでもしなければもはやなかなか食べる機会など無いのだ。
「東京まんぷくラーメン」
かつて秋田市内に数店舗あった焼肉屋。
ところが秋田市内の店舗は全て無くなり、現存するのはこの五城目町にある店舗のみ。

ワタクシにとって「東京まんぷくラーメン」は、焼肉屋であるけれども一度も焼肉を食べたことは無く、飲んだ最後の【〆ラーメン】に向かう店…という認識なのだ。
ワタクシが利用していた秋田中央郵便局の真向かいにあった店は、秋田市山王地区で飲んだ帰りに、
大町のすずらん通りにあった店は、川反で飲んだ帰りに、それぞれ寄る店だった。
ところが何故か全店閉店。
コロナ禍のせいなのかどうかは分からないが、北海道に住んでいてもその一報は個人的には衝撃的な話で…。
なので今回はこの店のラーメンを食べ納めしておきたかったのだ。

当時食べていた醤油ラーメンは650円。
相変わらず良心的な値段じゃないか。
しかしランチメニューは超絶お得メニューであった。
こりゃ、行くしかないだろ…と、餃子ラーメンセット850円を注文。

ちなみにこのセットは単品メニューの各1人前であり、決して量を減らしたランチメニューの為の内容量とかではない。
だから醤油ラーメン650円、
餃子440円。
これだけで既に1090円分になるのだ。
それにライスとお新香でしょ。
お得以外の何物でもないのである。

そう、そう、そう。
コレ、コレ、コレ。
走馬灯のごとく蘇るあの日の記憶。
金が無いから、焼肉屋に来ているのにラーメンしか頼めなかった俺達。
懐かしいぜ。

この歯応えのある縮れの細麺。
コレなんだよ。
そしてラーメンにはワカメな(笑)
更にはチャーシューが美味い店だった。
全部20代の頃の思い出、
秋田に帰省する度にとことん飲みに付き合ってくれた矢部久紀という今は亡きかけがえのない友との思い出がこのラーメンには詰まっている。
