尾木ママの
国語が苦手な子はいじめっ子になりやすいという発言が
春頃にネットで話題になったそうです。
子供は語彙が少ないので、自分の感情をうまく伝えられなくて、イライラしたり黙ってしまったりするそうです。
いじめっ子も きっとそうなんでしょうね。
自分の事も伝えられないし、相手の言う事もうまく受け取れない。
それで誤解してしまうのでしょうね。
30年くらい前まで、うちの地域では同和教育が盛んでした。
若い人はご存じないかもしれませんが、日本にも被差別部落があったのです。
で、差別しないようにしましょうねっていう勉強会が各地でありました。
各戸 かならず一人は出席しなくちゃいけなくて 私もよく参加させてもらいました。
ある時、一枚のプリントが配られました。
そこに書いてある事が 30年経った今でも忘れられません。
それは60代くらいの被差別部落出身の女性が書いた文章でした。
詳しくは忘れてしまったのですが、その方は被差別部落に生まれて、貧しくて小学校にも通えなかったらしいです。
戦争が終わって、子育てもひと段落して、やっと夜間学校に通う事ができるようになったという文章だったと思います。
ある日、彼女は「夕日は美しい」という文を学校で習ったそうです。
そして、その文を習って初めて、夕日を見て美しいと思ったそうです。
言葉を奪うという事は、人間の感情をも奪う事だと彼女は書いていました。
語彙の数＝その人の感情の幅
なんでしょうね。
いろいろな本を読み、感情の幅を広げて、豊かな人生を歩んでほしいなと思います。
そういえば、最近の小学校って、図書室で暴れる子がいるからって入室禁止になっているところがあるって聞きました。
荒れてるんですね。
そういった学校の生徒さんたちは
読書の楽しさ、情報を得る事の楽しさを味わうには どうしたらいいのでしょうね。
図書館が閉まっているから読書の楽しさが分からないのではなくて 逆でしょうね。
読書の楽しさを知らないから 図書室で暴れちゃうんでしょうね。
こういう学校を想像すると いじめもおこっていそうな気がします。。。
子供って、
どの子も好奇心旺盛で、自分の興味分野を深堀させると どんどん どんどん掘っていっちゃうと思うのですよ。
子供向けの手加減した本じゃなくて 大人の本を小学校の図書室にも置けば良いと思います。
そして どんどん 興味分野を広げてやれば いじめなんかに興味を持って やり続ける事はないような気がするんですけど。
いろいろなストレスが内側にあったとしても、それが支えになる気がします。
そういえば、私はいじめられっ子でした。
小学生の頃にいじめられた時は、宇宙の番組 COSMOSと 西城秀樹に夢中だったので 気になりませんでした。
中学時代にいじめられた時は、ギターとヘビメタに夢中だったので、いじめも終盤に差し掛かった頃に やっと自分がいじめられている事に気づいたのでした。 一旦気が付いたら、結構辛かったですけども。
家も滅茶苦茶でしたが （父親の会社の倒産 ン千万の借金 債権者がやってくる 父親DV 母は鬱状態 兄は事故から障がい者に・・・などなど いろいろな事が続きます。 ）
でも、何かに夢中になる事で随分助けられました。 （そして、当時は気が付かなかったけれど、いろいろな方から助けられています。）
そして自分自身が、いじめっ子にならずに済んだのは良かったと思います。
本を読む子にいじめっ子はいないとか
本を読んだらいじめがなくなるとか言いたい訳ではないのですが
子供たちの興味やエネルギーを 人を虐める以外の方向に向けるのに 本が活用できたらいいなぁと思っています。
一日一冊読めたら人生変わるだろうな～と思う人も思わない人も ポチっと宜しくお願いします。
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