まだ雲海は現れず「白露」の神秘 “天空の城”マチュピチュを彷彿させる絶景も これから | 虎臥城址+TigerCastle+

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但馬・竹田城は、兵庫県朝来市和田山町竹田にあった中世織豊系山城で、縄張りが虎が臥せているようなことから、別名を虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)とも、天空の城の異名をもつ城郭である。国指定史跡。

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

秋の訪れ知らせる「白露」の神秘 ラピュタを彷彿させる絶景も

 

2020/09/12 

 

 

 

 

 日々忙しく過ごしていると、季節の移り変わりには気付きにくいもの。だが、少し足を止めて季節や自然に目をやると、今まで知らなかった小さな変化に気付くことができ、心に余裕も生まれるのではないだろうか。秋の訪れを知らせる「白露」について、気象予報士の田家康さんが解説する。

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 季節を表す言葉に「白露」がある。そのまま読めば「はくろ」だが、「しらつゆ」と読む人もおり、普段聞きなれない言葉なだけに混乱する人も多い。「はくろ」が正解だ。これは、1年間を24分割し、季節の移り変わりを細かく現した「二十四節気」の一つ。一般に知られているものに「立春」や「夏至」、「秋分」などがあり、今年の白露は、9月7日から始まり21日まで続くとされている。

 暑さが和らぎ始める季節になると、夜に気温が下がることで大気が冷えて霧が発生しやすくなる。草花や木に朝露が降り、その露が白く光って見えるようになる。それが白露だ。だんだんと秋の気配が深まっていく様子を表している。

 霧が発生する仕組みはいくつかある。たとえば、冷たい水面の上を暖かい空気が移流した時、空気の中に含まれる水蒸気が凝結して小さな水滴が生まれる「移流霧」。反対に、温かい水面の上を冷たい空気が流れた時には、水面から蒸発した水蒸気が冷やされてできる「蒸気霧」が生じる。他にも、山の麓から標高の高い所へと空気が斜面を上っていく時、気温が低下する中で山の中腹辺りに発生する「滑昇霧」を見たことのある人もいるかもしれない。

 昼夜の気温差が大きくなる秋の霧は、「放射霧」と呼ばれるものだ。夜から明け方にかけて、特に雲がない晴天の時に地表から上空へと熱が逃げていく。「放射冷却」と呼ばれるもので、この効果により夜明け前に一番気温が下がり、地表の気温が下がることで空気が冷やされ、水蒸気が凝結して霧となるのだ。

 今年の白露は9月7日からだが、実際には肌で感じる季節感とはズレがある。これは、二十四節気全てに言えることで、中国内陸部の古い郷土暦が二十四節気の発祥とされることが理由だ。とりわけ、空気の水平移動が少ない盆地の地形で放射霧の発生件数は増えるが、長野地方気象台によれば、松本市や長野市で秋の放射霧が増えるのは10月以降で、発生件数のピークは11月。霧が出る時間も夜明け前から数時間で、太陽が昇る10時頃までには消えていく。

◆川中島の戦いでは、霧が晴れた直後に激戦が始まった

 長野市の秋の放射霧に絡んだ歴史的なエピソードとして名高いのが、 1561 年(元禄4年)にあった、甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信の最大の激戦、第4次「川中島の戦い」だ。9月10日の出来事だが、これは旧暦であり、現在の暦で言えば10月28日にあたる。武田側が残した軍学書『甲陽軍鑑』によれば、戦いの経緯は以下の通り。

 信玄は、夜明けとともに妻女山に構える謙信の越後軍を別動隊で急襲し、彼らが山を下りて川中島の平地まで逃げたところを本隊が迎撃する構想を立てた。ところが、謙信はこの企みを察知し、機転を利かせて川中島に向かうと、ちょうど濃霧が発生しており、双方とも相手の軍勢を察知できなかった。そして、日が昇って霧が晴れた時、至近距離の相手を発見し激戦になった──。

 西日本にも、兵庫県から中国地方にかけての山間部では、秋の放射霧の名所と言われる場所がある。広島県北部の三次盆地は標高300m以上の山々に囲まれており、10月後半ともなると盆地を覆うほどの霧が発生する。さらに近年話題になっているものに、兵庫県朝来市にある竹田城跡の放射霧がある。秋から冬にかけての早朝、低地で大規模な霧が発生し、城郭が空の上に浮かんでいるかのような絶景となる。その在り様は、さながら宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』に出て来そうと言われるほどの人気を博している。

 今年はコロナの影響で遠出する機会が減った人も多いだろうが、気象現象がもたらす幻想的な自然や歴史に思いを馳せ、コロナ収束後の旅行を心に描いてはいかがだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マチュピチュ=竹田城跡など「#日本のペルー」 ペルー観光庁がCP、サイトやツイッターで魅力発信

 

2020/09/08 

 

 

ペルー政府観光庁は、日本向けの日本向けブランディングプロモーション「意外性大国ペルー」の取り組みを展開している。9月3日には、その第2弾企画「#日本のペルー」キャンペーンをスタート。日本にあるペルーとよく似た観光地などを紹介、日本にいながらペルーへの旅を感じてもらおうというものだ。ツイッターでフォローとリツイートを行うと抽選でペルー旅行をプレゼント。コロナ禍で海外旅行はまだ先の話になりそうだが、来たるべき日のためにペルーの旅の魅力を訴えていく。

ペルー政府観光庁のキャンペーンサイト(https://www.visitperu.jp/cpn/)で、日本国内で感じられる「日本のペルー」を紹介。空中都市・マチュピチュ遺跡は“天空の城”と呼ばれる兵庫県・竹田城跡、英雄ホセ・デ・サン=マルティンの像は戦国の英雄である宮城県・伊達政宗像など様々な視点から、ペルー、日本両地の観光スポットやモノを取り上げている。

 

 

ツイッターによるキャンペーンでは、ペルー政府観光庁公式ツイッターアカウント(@VisitPeruJP)をフォローし、キャンペーン対象ツイートをリツイートすると抽選で74人に賞品が当たる。2021年6―12月出発の「意外性大国ペルーを巡る旅 9泊11日」やペルーオリジナルバッグを用意している。11月11日まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝来の地域おこし協力隊、TシャツでPR 竹田城跡の石垣デザイン

 

2020/09/06 

 

 

 

 兵庫県朝来市はこのほど、地域おこし協力隊の活動をPRするTシャツを制作した。国史跡・竹田城跡(同市和田山町竹田)の石垣をモチーフにした印象的なデザインで市のPRを狙う。デザインした協力隊員の金丸真次郎さん(40)は「いろいろな思いを込めてデザインした。朝来市に少しでも興味を持ってもらえたら」と話している。

 金丸さんは嵯峨美術短大(京都市)で現代美術を学び、お笑い芸人やアパレル業界を経て、2018年に協力隊員に着任。朝来市農林振興課で鳥獣害対策を担当している。

 Tシャツは日常でも着られるように白黒にして、城跡の石垣を大きくプリント。「色も形も違う石が城を支えているように、経歴も性格も違う隊員が朝来市を支えるという気持ちを表現した」と話す。

 ほかに、「掘り下げる」や「達成する」を意味する英語など、協力隊員としての心得も添えた。対外的な催しなどで着用するという。(竜門和諒)