パリのカタコンブ | ギタリスト 小暮浩史の「アルハンブラへの道」

ギタリスト 小暮浩史の「アルハンブラへの道」

クラシックギタリスト小暮浩史の日々の出来事や、演奏活動、ギターに関する話題などを、自由気ままに綴っていこうと思います。 

『芸術はきれいであってはいけない。上手くあってはいけない。心地よくあってはいけない。』(岡本太郎著/自分の中に毒を持て)

今週はパリに行ってまいりましたニコニコ
ふと思いつき2泊3日の小旅行!!

ちょうど授業もない時期だったのでとりあえず電車を調べてみたところ、最近できた格安電車OUIGOのチケットが往復で取れた!ストラスブール←→シャルル・ド・ゴール空港だけど、な、な、なんと片道10ユーロハッ拍手 
フランス交通事情、恐るべしです。ちなみにこのルートで行くと、シャルル・ド・ゴール空港に着いたあと、パリ市内まで出る電車のチケットの方が高い(笑)

目的はいくつかあったのですが、今回はとても感動したカタコンブについて書いてみますキョロキョロ

「カタコンブ・ドゥ・パリ」はパリ市民の共同埋葬所であり、約600万体の遺骨が保管されています(展示はごく一部)ゲッソリ
キリスト教の世界では死者は土葬されるのですが、その昔パリには人が多すぎて、墓地が足りなくなったそうな。死者を埋葬しようと穴を掘ると、まだ土に返っていない状態の亡骸が出て来たり、そのおかげで疫病や水質の悪化が蔓延したり、当時の衛生状況は極めて劣悪だったようです。

そこで、墓地を移動する必要が出てきました。新しい場所に選んだのはノートルダム大聖堂などを作る際に採石した後の地下の洞窟。そこに遺骨を集め、集合埋葬所としたのです。

ルイ16世の時代に改めて整備され、担当者アイディアにより、人骨を並べて展示するという奇妙で斬新な観光スポットとなったのでしたドクロ

ということで、
ずーっと行きたいと思っていた場所に、念願叶って足を踏み入れましたランニング


入り口には、「止まれ!ここから死者の帝国」と書いてあります。



ほんとに、これ全部ヒトの骨です。
何百年前に生きてた人たちの実際の骨なのです。

中にはコケが生えたものも。


コケが生えてるとキレイだなって思うのは日本人だけなのでしょうか。少し風流な雰囲気にひたってみたり…おばけくん

滞在時間は40分ほど。日本では絶対に経験出来ない、骨に囲まれる体験。
パリという街の歴史の長さを感じ、そこに生きた人々のロマンや生きざまを想像したりと、とても素晴らしい時間でしたうずまき
怖いかなって思ったりもしたけど、圧倒的な迫力はただただ感動するのみです。お墓でさえアートにしてしまう、フランス人ってスゴいですね照れ
定番からはズレるのかもしれませんが、人気でおすすめの観光スポットですよ!!

みなさんも是非訪れてみては❓ウインク