Tracy Nelson/Tracy Nelson | KOFNのある日どこかでJazz

Tracy Nelson/Tracy Nelson

Tracy Nelson / Tracy Nelson

Tracy Nelson



試聴はHMVのこちら で出来ます。


Anywhere.FMからも聴けます→Love Has No Pride



エリック・カズ&リビー・タイタスの名曲「Love Has No Pride」のカヴァー曲を追いかけてたらこのアルバムに出会いました。


60年代後半から70年代前半にかけて活動したマザー・アースのリード・ヴォーカルだったトレイシー・ネルソンがグループ解散後の74年に発表したソロ・アルバムです。


知り会えてよかったと思える、これは隠れ名盤といっていいアルバムです。
プロデュースはボブ・ディランなどを手がけたボブ・ジョンストン。


ゴスペルやブルースをルーツとしたスケールの大きい、

でもどこか親密なヴォーカルは実に味わい深いものがあります。

ときにカントリーやスワンプ風、ソウルも強く感じます。


ジャック・リー作の01、ボブ・ディランの05、ビル・ウィザースの07、アーマ・トーマスの08、ダニエル・ムーアの09など、優れた解釈で自分のサウンド&歌として消化してます。


ボブ・ジョンストン作の04はアレサ・フランクリンの「Do Right Woman - Do Right Man」を思わせるような珠玉のソウル・バラード。Reggie Youngのギターがかなり渋い。


エリック・カズ&リビー・タイタスの02も期待通り素晴らしいカヴァーです。

ウィリー・ネルソンとのデュエットの06はリンダ・ロンシュタットもコーラスで参加してます。やはりこの辺はつながってますね。


彼女の自作のゴスペル・バラード10は鳥肌ものの感動的な曲です。


個人的にはソウル&ゴスペル色の強い04,07,08,09,10はすべていい。


ちなみに彼女はBobby Charlesの奥さんです。



=Tracy Nelson / Tracy Nelson (1974)=

01. Slow Fall
02. Love Has No Pride
03. Hold An Old Friend's Hand
04. Rock Me In Your Cradle
05. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
06. After the Fire Is Gone
07. Lean On Me
08. I Wish Someone Would Care
09. Lay Me Down Easy
10. Down So Low



Eric Kazの曲はMother Earthの時代からよく取り上げていたようです。

「Temptation…」、「Mother Earth」、「Cry Like A Rainstorm」、「Tonght, The Sky's About To Cry」など。


Eric Kazのデビュー・アルバム「If You're Lonely」にもコーラスで参加してますね。


Mother Earth時代のベスト・アルバムが出てます。

The Best of Tracy Nelson & Mother Earth/Tracy Nelson
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彼女は今も現役で活動しています。


Tracy Nelson - Miss You Like The Devil


このギター、誰ですか?










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