チャーリー・パーカー特集 | KOFNのある日どこかでJazz

チャーリー・パーカー特集

今日は久し振りにいーぐるの連続講演に行ってきました。

~プライベート音源、ライブ音源を中心に味わう~チャーリー・パーカー特集

チャーリー・パーカー・ファンサイト「Chasin' the Bird」を運営してる鈴木洋一さんの解説です。

約3時間に渡ってほとんどが聴いたことのない音源でしたが20曲全部の曲が良かったです。


スタジオ録音盤を全曲聴いてある程度パーカーをわかったような気になっていた自分にとっては、

パーカーの底なしの凄まじさを今さらながら発見させられまさに驚きの3時間となりました。

プライベート音源など録音状態の悪いものがが多く音質は全般的に良くないものが多かったですが、

そんなことは関係なく、パーカーのアルト・サックスの音色やフレーズの速さや強さや底なしのアドリブの

アイディアに圧倒されし続けました。初期の頃が凄いわけではなくそれぞれの時代がすべて凄いと思いました。


鈴木洋一さんが一番好きな音源だと言っていた最後にかけたチャン夫人が所持してたという1953年7月の

音源は、解説されてた通りライブハウスの床をぶち破るほどの物凄いサックスの音でした。

すべての曲が良かった中で僕が特に気に入ったのは、他に1943年の「Cherokee」(パーカーのプレイ・スタイルが既に完成されてました)と、1947年のカーネギーホールの「Ko Ko」(ピッチが修正されたバージョン)と、1948年の「The Way You Look Tonight」(これはメンバーのマックス・ローチとマイルス・デイヴィスも凄かった)、

1951年の「I Can't Believe that You're in Love with Me」(レニー・トリスターノの家での録音)、1952年のロックランド・パレスでのライブ録音、1953年の「I'll Walk Alone」(レッド・ガーランドが好プレイでハードバップの香り高し)などでした。


全体を通して鈴木洋一さんの解説も自論を繰り広げ聞き応えがありました。

お客さんの中には見た顔も多く、ちなみに僕と同じテーブルには評論家の村井康司さんや原田和典さんが一緒で彼らも満足した様子でした。

僕もお金がなかったので迷いましたが、行って良かったと本当に思いました。自由時間を与えてくれた家族に感謝。


ところで、いーぐるのオーディオ・システムは本当に凄いです。

これだけの大音量で家で聴いたことはないですが、マックス・ローチのバスドラムが下腹に痛いほどズシリときます。サックスの音もスピーカーの音離れが早いというか身体がサックスの音を浴びるような感じです。

この快感は一度味わうと病み付きになります。JBLの4344MK2は凄いです。


いーぐるのオーディオ・システムはこんな感じだそうです。

スピーカー JBL 4344 Mark 2
プリアンプ  アキュフェーズ C 280V
パワーアンプ マークレヴィンソン 23.5L
CDプレイヤー デンオン DCD S1
CDプレイヤー アキュフェーズ DP?67
アナログプレイヤー ヤマハ GT 2000
カートリッジ デンオン DL 103 LC ll


これじゃあ凄い音がするはずですね。