『よき社長のうしろ姿』 | 名古屋の経営コンサルタントブログ

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実務からビジネス関連の話題まで徒然なるままに

久しぶりの投稿です。

 

今週は9年程度人事コンサルの実務をお手伝いしている方の

会社創立20周年記念セミナーのお手伝いをしてきました。

 

メインはゲストの方の対談でしたがその前に

急遽上記の方の盟友である食品加工会社社長の

20分間講演を聞いて思ったことを書きます。

 

数年前にお会いしてお話しは聞いてましたが、

実に『よき社長のうしろ姿』だと

我ながらに思いブログのタイトルにした次第です。

 

では『よき経営者のうしろ姿』とは何か。

 

それは私自身が20年近くコンサルタント実務をしていて

様々な会社経営者に仕えてきたからこそ思う10の事です。

 

・おかしいと思う事は堂々と主張し、自ら率先して行動しながら変えていく姿

→会社の長として心強いし、正邪の判断がはっきりと区分けできる人

 

・時間を見つけてはあちらこちらへ出向いては仕事をそこで創り出す姿

→仕事の創り方を熟知していて、機会を創りしっかり逃さない。

 

・常に笑顔で前向きで一生懸命な姿

→お手本または周囲の鏡となる存在である。

 

・たとえ難しい事でも数%の望みであっても自分ならできると思う姿

→勝負師であり、コップの水が残り少なくともいい風に捉えられる思考の持ち主。

 

・たとえ自身が逆風の中でも弱音を吐かず結果を出すまで諦めない姿

→ピンチはチャンスと捉え、逆風や悔しさをエネルギーに変えられる。

 

・頼るべき人には自ら頭を下げて頼み、どんな結果でも責任を自分で取ろうとする姿

→自分で何もかもやろうとしない、餅は餅屋と考え社長としての仕事に徹することを考えられる。

 

・必ず理由や勝算があってそれを勝ち取るために挑戦をする姿

→緻密に計算されたものや過去の小さな成功体験から裏打ちされた感が研ぎ澄まされている。

 

・何かの為に命を懸けて野望に燃える姿

→使命感を持って生きる目的を理解していて素敵な生き方をしている。

 

・周囲に与えようとする(Giver)、刈り取る人(Taker)にはならない姿

→最終的に自分に巡り巡って帰ってくる種蒔きを実践している。

 

・本音で本気で語り、誰に対しても実直かつ情熱的に人に接する姿

→これができれば、人の心を動かすことができる。

 

セミナー後の懇親会でも

周り分け隔てなく接していただき

色々な事を教えていただきました。

 

40歳越えてつくづく実感しますが

こんな人に20代で出会えたら良かったなと

思えた瞬間でした。

 

こういった人が抱えている課題解決のお手伝いがしたいものです。

 

困難と対峙して解決し共に喜び共に成長出来たら

コンサルタントの端くれとして職業冥利に尽きると思います。

 

やはり若いうちにどんな人に出会い刺激を受けて

自分がどこまで頑張れるかが重要だと改めて思った次第です。

 

人から刺激を受けてその後ろ姿に憧れて

自分もそうなりたいと思えるのが私の理想形です。

 

私がサラリーマン時代にこんな人に出会えなかったので

余計にそう思います。

 

ありがとうございました。