年度末番外編~ドウなる?2050年のニッポン | クイズで学ぶ不妊診療最前線~愛/AIなんだ

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これまで着床不全やPGT-A(胚染色体解析)の問題を取り上げてきました。時代は流れ、今や人工知能が診療に取り入れられるようになってきました。この大きな変革の中で、生殖医療専門医の立場から不妊症・生殖医療全般にわたって自身悩み考えながら学習していく記録です。

世界204か国の国際共同研究 

 

問題:2022年の日本の合計特殊出生率

が1.26だったと発表された 

数理統計解析により

2050年にはこの1.26と比べて

どう変化している

と予想されたか?

 

1 上昇 

 

2 やや増加 

 

3 横這い 

 

4 やや減少 

 

5 減少 

 

正解は↓↓ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解 3 横這い 

 

出典:GBD 2021 Fertility and Forecasting Collaborators Lancet. 2024 Mar 19:S0140-6736(24)00550-6.

 

変化なく1.26と予想している 

(なお2100年には1.21と

やや低下)

 

年間出産数でいうと

2021年には83.8万人だったのが

2050年で66.7万

2100年で38.7万まで減る見込み 

 

気になるのはお隣・韓国 

2021年の合計特殊出生率は衝撃の0.82

 (年間出産数26.9万人)だったが 

この状況が続き

2100年の出産数は6万5千人!!!

 

さらに驚いたのは

日本や韓国だけではなく

この傾向は世界的に共通しており

すでに2021年時点で

過半数の国・地域で

人口を維持できない水準(=2.1)

にまで

合計特殊出生率が低下している

という事実

 

この調子だと

2100年に人口維持を見通せる状況

にあるのはサモアやソマリアなど

6カ国だけになっているという 

 

こういった予想というのは

いったいどの程度

的中するものなのだろうか?

 

私には解らない 

 

 

今日の一曲:Bobby Womack 

- I Don't Know 

ボビー・ウ-マックにご登場いただくのは超久しぶり 

曲調はモダンでも

唄い方は相変わらずダウン・トゥ・アースなミッド・ダンサー好曲!!!