こんにちは
自分と、繋がる。
自分と、生きる。
カウンセラーさえこです
今、仕事で脳の疾患から運動機能に重篤な障害があり、首から下がほとんど動かせない人をみてる。
50代半ばからの疾患で急激に進行する。
去年は歩けていたけど、今はベットで寝たきり。
1日のほとんどが訪問介護や訪問看護、リハビリ、お弁当やさん、植木職人、お掃除の人などなど
ひっきりなしに出入りしている。
一軒家のひとり暮らし。
大変そうだよね
実際に、めっちゃ大変です
ご本人もみてる人たちもほんとに大変なんだけど
でもね、
一軒家に小さな庭があって
そこに珍しい品種のお花を植えたり、樹木を整えて手入れをしたり、思い出の庭をきれいにしてるのよ。
それを定期的に写真に撮ってベットの上で眺めて楽しんでいる。
もちろん、ご本人は作業できないから
ヘルパーと植木職人が組んで、ヘルパーが花屋で発注したり(珍しい品種を取り寄せるのも至難の技)
植木職人が頻繁に来て庭を管理している。
ヘルパーがご本人の趣味のカメラで庭の写真をたくさん撮ってパソコンに取り込み、厳選したものを専用フォルダーに入れる。
ご本人はご近所の目を気にして庭に出たりしないからすべてベットの上でやりとりする。
※ここでのヘルパーは介護保険外の自費のヘルパーさんです。
この方はほんとうに精神的に強いと思う。
素晴らしい精神力の持ち主のお人。
前向きに生きている。
わたしに真似できるだろうか。。
ほんとうにすごい。
毎日毎日、少しずつ、病気が進行して、弱くなってきている気がする。
それを側でみることが少しこわい。
ほんとうの家族だったら耐えられなかもしれない。
だからわたしたちがいる、とも思っている。
この方が今の状態で施設を選んでいたら
きっと食事も排泄もできなくなる。
施設ではひとりひとりに時間をかけられないから。
食事は口から食べることはなく、排泄も自力でしなくなるだろう。
今、在宅を選んでいること。
本人の知識がなかったら同じ境遇でもぜんぜん違っていた。
わたし自身も勉強になっている。
そして
重度障害の方の訪問介護をはじめてわかったこと。
やっぱり世の中に『かわいそうな人はいない』
かわいそうに見えるだけ
かわいそうな人としてこちらが見てるだけ。
みんな必死で『生きること』をしている。
みんなつらいことも、大変なことも『やりきっている』
『幸せなこと、辛いことを思いきりやりきって人生を生ききっている』
あと自分への健忘録として。
介護の仕事で勘違いしてはいけないこと
自分と相手はあくまでも対等な存在で、自分がしてあげているのは違う。上から目線で対応するのは絶対に違う。
仕事として対価をいただいているし、それ以上の徳を積ませてもらえる機会をくださっている。
ありがとうと言われたりするけど、わたしの方こそありがとう、だ。
カウンセリングセッションやってます
さえこってこんな人
最後までお読みいただきありがとうございました