3月17日㈰
どんまいネットみやぎ主催
『高次脳機能障害領域ピアサポーター養成準備研修』が
気仙沼はコ・エルで開催されました。
再来年から宮城県でも実施が検討されている「ピアサポーター養成研修」の前段階の研修です。
障害福祉サービス事業所等における質の高いピアサポート活動の取り組みを支援することを目的に
それに先駆けて試験的に行われた千葉県千葉リハビリテーションセンター監修のテキストに添って、
仙台(3月2日)岩沼(3月16日)気仙沼(3月17日)
石巻(3月23日)で研修が行われました。
テキストに添って進めるとはいえ、支援者側も初めての事で、準備等とても緊張しました
コ・エルを利用していただき就労中の方や、以前から管理者と交流のあった方などの中から5名の当事者さんを厳選?しました。
当事者さん同士はお互い初対面です。
共に学ぶ支援者は
コ・エルからは管理者と相談支援専門員の2名、
ほとんどの参加者が急性期から大変お世話になった病院🏥の
リハビリ専門職2名です。
オリエンテーションはSTさんが担当し
参加者と交代にテキストを読み上げたり(声を出すと緊張がほぐれますからね)
ディスカッションの説明はOTが担当し、中でも《グループディスカッションで守ること》は、より丁寧に説明していただきました。
①守秘義務について ②発言の機会と時間の平等性
③共感をもって他者の話を聴く ④発言者の話を遮らない
自己紹介する際はアイスブレイクを取り入れ全員が緊張がほぐれたようです
・決められた時間内に自分の思いを伝える。
・他者の声に耳を傾け思いをくみ取る。
・話せたことで辛い気持ちの変化に気づく。
とても難しいことのように身構える支援者をよそに、
同じ立場や課題に直面している人(ピア)同士が話すことで、同じだからこそ話せる、共感できることが多かったようです。
気仙沼では高次脳機能障害の当事者さん同士の場は初めての試みだったのかも知れません。
また、研修にとらわれず、当事者同士が集まれる場を確保することの必要性を確信しました
何か彼らが主体性を取り戻せるような……そう、何か…何か…
そうだ何か計画しよう(?)
と心に決めたものの、
まだ思いつかない管理者であった