こんにちは!
バイリンガル絵本読み聞かせインストラクターの そりまちななです。

2021年5月に英語絵本インストラクターの資格を取得し、活動しています。
ママと子どもたちが一緒に楽しむ英語絵本タイムをご紹介しています。

 

札幌にも春が来ました花

 

日差しがあたたかく、

まだ風が少し冷たい日もありますが、

外で遊ぶのが心地良い季節になってきました歩く

 

 

そこで、
春に読みたい英語絵本を、3冊ご紹介しますニコニコ
 

 

It's Spring!
By Samantha Berger, Pamela Chanko
Illustrated by Melissa Sweet
Scholastic Inc.

 

どんなおはなし?

春がやってきたことに

最初に気がついたのは、ロビン(コマドリ)。

ウサギに春が来たと告げます。


ウサギはシカに、シカはアヒルに、

というように動物たちは、

次々に春の知らせを友だちに伝えます。


優しいタッチのイラストも、

春のやわらかさを連想させてくれます。

春が来た喜びがどんどん広がっていく楽しいお話です。

 

文章は、1ページに1文(もしくは半分くらい)で、

繰り返しのフレーズで構成されています。
(GR Level(Guided Reading Level)で言うと「H」です。)
 

ライミングが心地良く、自然に英語のことばの音に耳が向きますうさぎのぬいぐるみ
ことばの音がリズミカルに進んでいくので、とても読みやすいですよ。


動物たちが、それぞれの言葉で、

春がどんな感じなのかを表現してくれます。
いろいろな言い表し方があって、とてもすてきだなぁと思います。


春を迎えてワクワクする気持ちを、

英語のリズムにのせてテンポよく読むと、とっても楽しいですよウインク
 

 

Hop Little Bunnies
by Martha Mumford
Illustrated by Laura Hughes
Bloomsbury Children’s Books

 

どんなおはなし?

作者のマーサ・モムフォードさんは、イギリスの人気絵本作家。
“The Bunny Adventures”と呼ばれるシリーズが人気です。

この“Hop Little Bunnies”もその1冊。
ナーサリー・ライム“Sleeping Bunnies”をモチーフにしたお話です。


お昼まで寝ている子ウサギたち。

陽気な音楽で目を覚まします。
子ウサギたちは、子羊やひよこなど、農場にいるほかの動物の赤ちゃんのところに行きますよ。

みんな眠たそうですが、お友だちを優しく起こしてあげます。みんなで楽しく遊ぶのかな。

 

“Sleeping Bunnies”の歌を知っていれば、

イメージもわいて読みやすいと思いますグッ
 

私が持っている絵本は、しかけ絵本になっています。
お子さんと一緒にフラップをめくって、

動物の赤ちゃんの表情の違いについて話すのも楽しいですよ。


(あ、ちなみにこの絵本、“s”から始まる単語がたくさん出てくるので、ぜひ息をたっぷり使って読んでみてくださいね!)
 

 

Peek-a-Boo Bunny
by Holly Surplice
HarperCollins

 

どんなおはなし?

子ウサギがお友だちの動物たちと、

大好きなかくれんぼを始めます。
 

はりきってお友だちを探しに行く子ウサギですが、

なかなか見つけ出すことができません。
(この子ウサギ、ちょっとそそっかしいのかな?でも、茶目っ気たっぷりで憎めないんです)
 

笑顔が消えて、しょんぼりしちゃった子ウサギ。

すると、お友だちが…という、ちょっと心温まるお話です。

 

わたし、この絵本を今年買ったのですが、

すごく気に入っていて、出会えてよかった絵本の1冊ですラブラブ


表紙、おちゃめな子ウサギのまわりに、色とりどりのお花が咲いているでしょ。
ページをめくると、実に色鮮やかな森の世界が広がっているんです!
そんな自然を背景に、子ウサギが思うがままに走り回ったり、跳びはねたりする様子が、躍動感いっぱいに描かれています。

読んでいるこちらも、楽しい気持ちになっちゃうんですよ照れ


文章は、1ページに1文程度と、簡潔。

シンプルですが、英語の音の響きを感じられる美しい文章です。

(個人的には、こういう無駄のない文章は、非常に好きです)


目からも耳からも絵本の世界を堪能できる1冊なのではないかな、と思いますウインク

 

 

【おまけ】 「うさぎ」は英語で何と言うか?

今回ご紹介した絵本、3冊とも主人公が「うさぎ」でしたうさぎ
「うさぎ」は英語で、なんでしょうか?
実は、いくつか言い方があるんです。
そのうちの3つ、英語絵本を読むなら知っておきたい単語をご紹介します。


rabbit
うさぎ。一般的なうさぎを指します。
hare
これも、うさぎ。野うさぎという種類。rabbitよりも少し大きいです。
英語絵本には、よく出てきます。(髪の毛の“hair”と同じ発音)

bunny
子ウサギ。うさちゃん(幼児言葉・かわいいというニュアンス)

 

古来から、子ウサギは春の訪れのシンボルでした。

Bunniesが主人公の春の英語絵本や、

イースターをテーマにした英語絵本はたくさんありますね。

 

ぜひ、楽しい絵本タイムをおすごしくださいハート

 

 

読んでくださり、ありがとうございました流れ星