これはあくまでも信じがたい話しです。

その頃昭和53年の頃舞台の俳優達のなかで映画好きがいてよく自主映画を制作するのが流行ってました。

  私も映画好き舞台俳優なれど映画、テレビに出るのもいとわずでしたから、そんな話しにすぐのります。

当時昭和53年9月名古屋名鉄ホール1ヶ月公演「もくれん茶屋日記」逢坂勉脚本演出、野川由美子。鶴蝶。沢田雅美。船戸順。小雁。志ん朝。財津一郎出演「もくれん茶屋日記」を1ヶ月公演しているうちに映画好きの映画に詳しい浅草出身の役者島田三郎さんが自主映画を作りたいと、彼の脚本演出で斉藤達雄ばりの早撮りアチャラカ風に名古屋中をロケしていてかなり面白い作品が出きたんです。

脇役の小沢公平君が主役を演じ主役の野川由美子さん財津一郎さん志ん朝さんがちよい役を演ずる。私も滑稽な探偵を演ずる、上映会は大盛り上がりでした。

私は林与一さんの紹介で美空ひばりさんの舞台には10作位出演してます。

ところが丁度ひばりさん公演に出演してないその公演に又仲間ですがやはり大の映画好きの新派出身の木村八郎さんという大の映画好きがいまして、やはり美空ひばり公演の時に自主映画を制作したと言うのです。

勿論お遊びの洒落で主役の方々美空ひばりさん林与一さん達がちょい役を演じて日頃端役を演じていた役者が主な役を演ずる。あくまでもお遊び洒落ですが。

ところがその制作した彼らはお亡くなりになってその存在の真否がわからないのです。

野川由美子さん公演の時の作品はわたしが持ってますが、その美空ひばりさん公演の時の幻の自主映画が存在していたら、大変な価値があります。

今となっては全てわかりません…残念です。

たしかにその噂は当時聴いてました。今となっては、何か証拠を残すベくとは思いましたが昔のお伽話です。