近々平岩弓枝先生お別れの会がありますが、先生には本当にお世話になりました。


この [恋歌]は演じていて、やりがいのある芝居だったし、どんどんと演技プランが浮かんできて困る位でした。


もちろん先生は私にあてて書いてくださった役でしたが、演ずれば演ずるほど深みのます役でした。

 だからって甘えてはいけないし、真剣でした。


芝居の題名は[恋歌]平岩弓枝作、演出。山田五十鈴。高橋昌也。名高達郎。司葉子。草笛光子。新珠三千代。ハル・フォスター

昭和61年1月帝国劇場。



6場面出ズッバリでした。大先輩の女優さんばかり、でも楽しかったです。ある日作演出家の小幡欣治先生が見にいらして.[こばちゃんはどんな役やっても、目立つているねえ]と仰有る。


次のわたしの出る作品は、小幡欣治先生の「お葬式」芸術座である。何か緊張しました。


共演させて頂いている女優さんは美しく華やかであります。



この[恋歌]の出演者の中にハル-フォスターというアメリカ人がいて、マスコミ関係だけど今回は俳優として出演している。わたしのこと気にいってくれて、帝国劇場の近くにある電気ビルの20階のプレス-クラブ迄連れて行ってくれてプレス-内での食事とかご馳走してくれました。


雑誌プレイボーイをくれたりマスコミ関係の人だが今回は特別出演でした。



あの時はたくさんの俳優さん女優さんとの交流がありました。


大竹しのぶちゃんと宝塚の観劇とか桜田淳子ちゃん。森下愛子さん。中山仁さん。竹脇無我さん。安奈淳さん山本陽子さん十朱幸代さん池上季実子さん。多岐川裕美さん田代美代子さんと楽屋は賑やかでした。


芝居と楽屋は、生み出す苦しみと華やかな交流、そんなところですか。