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「我が歌ヴギウギ」は昭和62年にNHKの銀河テレビ小説で二十回に亙り放送されていました。また違うであろう笠置シズ子物語が来年秋に始まります。
私にとっては懐かしい「笠置シズ子物語」である。
1993年3月5日初日21日楽日で、三越劇場で、私はこの「我が歌ブギウギ笠置シヅ子物語」のプロデュースを手伝っていたのです。
当時、芝居に詳しい人を探していると小学校時代のクラスメイトに依頼されその芝居を製作する故木村元保氏を紹介され、製作の話はどんどん進みました。
しかも出演もしてくれませんかと依頼されました。
この木村元保社長は不思議な方でした。
芝居づくりの現場にいるのが好きですが、口は挟まないという人でした。
つまり金は出すが口は挟まないという人でその作品は数々の名作を残してます。
ミュージカルが多いんです。
「シエブールの雨傘」羽賀健二•五代真弓「紳士は金髪がお好き」順みつき•旺なつき「ジュディー•ガーランド」旺なつき•若葉ひろみ•清川虹子「恋のたわむれ」森田ケイ•渋谷哲平「わたしはシャーリー•ヴァレンタイン」「三角関係」栗原小巻。そうして、映画の方も凄い「大地の子守歌」「曽根崎心中」「泥の河」「ナナカマドの挽歌」「竜飛岬」確か賞をとった作品もある。ジャンルを越えて伝達している。
何か新しいものを求めて、私にたどり着いたのかも知れません。この作品のあと博品館で1ヶ月の公演ロベール•トマの「一人二役」も依頼されました。この作品の演出は、フジテレビ「坊ちゃん」でお世話になった大野木直之さんにお願いしました。
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三越劇場公演の「わが歌ブギウギ」は作小野田勇先生、演出は息子さんの東宝の演出家だった小野田正、音楽は服部克久。
振付が名倉加代子。
主演の笠置シヅ子には順みつき。
春日宏美。小鹿番。嵐圭史。真島茂樹。葛城ゆい。田村綾子。阿部浩子。
何しろ製作も手伝っているので大きな役を二役と細かい役も数役やりました。予算の都合で細かい役は全部わからないように自分が演じました。
三越劇場は好きな劇場なので、東宝ではないですが他にも出演してます。
とにかくこの紹介された木村元保社長は不思議な人で芝居の現場が好きでした。しかし芝居には口を出さず、
その代わり毎日お酒の付き合いでした。
私は酒は飲めないけど、酒飲む場所でのお付き合いは平気なので、よくまあ二人で毎日酒場にいきました。
公演中毎日聴いた服部良一メロディーはどこか哀愁があって、ラッパと娘。東京ブギウギ。などなど思い出されます。又名倉加代子さんの踊りの振付が良かった。
酒ばかり飲み過ぎて、早くお亡くなりになったけど、いい芝居と名作映画を残しました木村元保社長でした。