「おもろい女」小野田勇作、早野寿郎演出。森光子主演 日比谷芸術座公演。
芦屋雁之助。新井春美。長谷川澄子。赤木春惠。長谷川初範。米倉斎加年。
 昭和54年9月3日初日10月28日楽日11月3日名古屋中日劇場初日18日楽日。

 楽屋で10分もかからずちゃっちゃっとと米倉斎加年さんが描いた私の演ずる青島(チンタオ)の安宿の主人王さんの、似顔絵。






 森光子さん演ずるミス•ワカナの泊まる私の演ずる中国の安宿の主人、王さん。ミス•ワカナの相談にのっているところ。
 
 ミス•ワカサがアルバイトする為に王さんがダンスを教えている場面。

 この芝居も何回も上演していて、私は再演と再々演に出演している。やたらに目立つ役だった。

 ただでさえ目立つ役なので少しおさえ気味に演じた。中国訛りのカタコトの日本語で悪目立ちしないように。

 粗末な安宿で森光子さんのミス•ワカナの相談にのる。アルバイトにダンスの先生をやりなさいとミス•ワカナにダンスを教える、もう一場面は何やかんやの相談にのる。

 ダンスを教えるのに何慌てたか首を吊りそうになる。役どころは三枚目なのか、お客様には笑って頂いた。

 芸術祭賞がかかっているので森光子さんも芦屋雁之助さんも熱が入ってました。

 初の立ち稽古の時も、再演なので、本をはなして演ずるところ、私は初演なのでよく台詞を覚え演ずるとそれを見た森光子さんは再演で台詞はよく覚えてるのにも関わらず「私も本を放すは」と目茶苦茶やる気をみせてました。

 この作品は芸術祭賞を取りました。