2センチ程の分厚い譜面と台詞の台本


 当時東宝の音楽監督をされていて、私を「メリー•ウィドウ」の大役ニェーグスに推薦してくれた滝 弘太郎さん(右側)滝先生は作品の訳詞もされている。
 音楽監督•世界的指揮者の飯森 範親さん(左側)
 舞台写真上右端が私。(中)オペラ歌手の方々にかこまれて。(下)右から二人目が演出脚色の寺崎 裕則先生。
 二枚目の写真 右端は私
 三枚目の写真 センターにまつりあげられるニーグスな私

 劇評に取り上げられたニエーグス
  
 すっかりメリー•ウィドウに惹き込まれメラニー•ホリディーの公演。ウィーンフォルクスオーバー公演。とかコンサート形式ドイツ語上演ウィーンオペレッタ管弦楽団。アメリカン•バレー•シアターのメリー•ウィドウ。ウィーン•オペレッタ劇場のメリー•ウィドウ。ソフィア国立オペレッタ劇場のメリー•ウィドウ。ハンガリー国立ブダベスト•オペレッタ劇場と来日するたんびたんびに必ず見に行ってました。

 オペレッタは料金がかなり高いし何処も満員なんです。

 私が日本オペレッタ協会のメリー•ウィドウに出演したのは平成7年の6日から8日北とぴあさくらホールと10月14日松戸森のホール21そして10月18日は新宿文化センターでした。

 どの会場も満員でしかもオペレッタは高い入場料です。お客さんは特別に着飾った方々が多いんです。

 お花も大臣とか大きな会社からが多く、オペレッタに付いているスポンサーも数え切れないほど多く、いかにオペレッタの「メリー•ウィドウ」の人気がうかがえます。

 「メリー•ウィドウ」6人の主な役の1つニエーグスをふりあてられ、台詞の多さと出番の多さに張り切りました。

 狂言回しと言うか愛嬌と色気のある面白い役で、それでいてお客さんに好かれる得な役なんです。

 4か月稽古を積み楽しんで演じました。

 西麻布の日本オペレッタ協会の稽古場に夏の暑い日に、青山墓地を横に眺めつつ通いました。オペレッタ協会のそばにある小さな公園で一人稽古もやりました。

 オペラ歌手の宇佐美瑠璃さん、山崎史枝さん、木月京子さん、黒崎錬太郎さん沢山のオペラ歌手に囲まれて、又合唱団(なかに元高校の校長先生だった方がいらした)、金光郁子&バレエキャラバン。日本オペレッタ協会バレエ団。
 ニエーグス役で全16シーン出つぱなしでした。

 又音楽が素晴らしいです。ポピュラーリティーであり美しいメロディーは親しみやすく本当に心に残ります。

 踊りながら歌う男!男!男!女!女!女!のうたは、お客さんからのアンコールもあり盛り上がりました。

 もう1つの人気のあるオペレッタ「こうもり」がありますが、断然「メリーウィドウー」の方が好きです。

 舞台を映画に撮った「メリー•ウィドウ」も東劇に観に行きました。オペラ歌手の中に役者一人出演の私でしたが、皆さんオペラ続けなさいよと言ってくれましたが。

 兎に角このニエーグスと言う役はお客さんに好かれる役で、特にお子さんのお客さんに人気が有りました。カーテン•コールの拍手がめちゃくちゃ多かったです。

 ヨーロッパいらした音楽監修のルドルフ•ピープルさんが本場のニエーグスに負けてないと仰有ったのが嘘でも嬉しかったです。
 昔アメリカ映画だったか古い映画1934年「メリー•ウィドウ」エルストン•ルピッチ監督モーリス•シュヴァリエとジャネット•マクドナルド主演のアカデミー賞を取った映画は観てますが優雅さは感じたが、今ひとつだった。1952年4度目の映画化のMGM映画「メリー•ウィドウ」ラナ•ターナー。フェルナンド•ラマス主演は残念ながら見ていない。宝塚歌劇団の「メリー•ウィドウ」は観たかったです。