集団旅行水上温泉でダンスを踊っている1番左側が私です

 下の写真1番左が私です
 生徒の一番左側が私です


 劇団•東宝現代劇も週刊誌に追っかけられた。

 昭和35年日比谷芸術座で1カ年「がめつい奴」をロングラン公演を続けてました。

 出演者は三益愛子、中山千夏そうして月替りで出演のスターの方達と我が劇団東宝現代劇団員です。

 劇団員は毎月同じ役ではといいますのか、途中で役替りもしました。

 東宝現代劇団員は1カ年毎日顔を突き合わせているうちに、若いしモヤモヤと恋愛感情も湧いて、こんな記事にされてしまいました。

 この記事の冒頭に劇場そばの喫茶店東京茶房が出てきます。

 この店のママさんはもと宝塚娘役の帆影 美里さんで本名は野村静子さんです。彼女は劇団東宝現代劇のファンで我々は割引サービスを受けてました。

 お店に通う我々劇団員の事は昭和63年9月号の、文藝春秋「オール読物」に野坂昭如著の小説「太宰治幻想」に、ちょっと書かれてました。

 この私小説は、「私と真澄との待ち合わせ場所は、日劇そばの喫茶店「白鳥」で、そこからは彼女が常に先達、NDT踊り子が栄養補給するというミルクワンタンとか、ガード下の安くてうまい「銀寿司」フジアイスの「カツカレー」河岸の小町と謳われたお上の取り仕切る「国定」若い演劇人(劇団東宝現代劇の事)の集まる「東京茶房」どの店も彼女は店、客双方に歓迎された。」との如くえがかれ、懐かしさいっぱいです。

 おまけにこの「東京茶房」の出来る以前にほぼ同じ場所に、私が役者になる前に3カ年ばかりアルバイトでも社員としてやっていたチーフバーテンの勤務先「アートコーヒー」だったのです。

 その頃からアートコーヒー店に東宝のプロデューサーとか芸能人のお客さんが多かったです。ミス日本の伊東絹子さんもいらっしゃいました。

 この「がめつい奴」菊田一夫作•演出の舞台に出演者の方々は劇団員に負けずロマンスに花を咲かせてました。

 草笛光子さん、森光子さん、馬渕晴子さん、高岡奈千子さんその他と数え切れないほどです。

 然し時を経て別れた方お亡くなりになった方が、多くてしみじみとしてしまいます。