昭和51年7月帝劇公演「台所太平記」谷崎潤一郎原作。平岩弓枝脚色演出。中村勘三郎。新珠三千代。麻丘めぐみ。乙羽信子。井上順。松原智恵子。十勝花子のプログラム。


 榎そのさんの稽古場における役者達の絵。一番右下に描かれているのが私(役名、新聞記者 石川一で女中さんと結婚する) 
 
 そうして好評につき昭和52年7月に公演された帝劇における「新台所太平記」出演者は前作に加えて、和泉雅子。立原博。一の宮あつ子。山本学。京塚昌子出演。

  私は同じく、二枚目半の新聞記者、石川一の役で出演。左上2番目が私石川一

 漫画家杉浦幸雄さんの門下 榎そのさんが逝去されたのを神山彰さんのツイターで知りました。

 神山彰さんは「演劇界」7月号に榎そのさんの追悼文を書かれております。

  榎そのさんはよく帝劇の稽古場にいらしてその芝居の稽古を役者さんをスケッチされてました。

 そうして稽古している様子をたくみに味のある画才で素早く書かれてました。

 絵は独特の雰囲気です。でも親近感があって描かれている私達も嬉しいものでした。しかもそれがプログラムに載せられている。ファンの方々が興味深く見て下さいます。

 ご冥福をお祈りします。