うわあノスタルジーだ懐かしい懐かしいそれしかうかばない。ノスタルジーだ。
 
 レコードで服部良一作品集を聴く。

 かなりの昔に購入したレコードだが。


 古いベテラン歌手とまだ当時の若い歌手と同じ曲を対比して歌わせた服部良一作品だ。 

  なんと言っても若い歌手達の幼くて初々しくてあどけない歌い方が堪らない。

 青い山脈をベテランは藤山一郎・奈良光枝、それを河合奈保子。

 雨のブルースを淡谷のり子。若手はかとうなお(ペトロ&カプリシャス)


 一杯のコーヒーからを霧島昇、松原操で若手は鹿取容子。

 夢去りぬは霧島昇、若手はしばたはつみ

 夜のプラットフォーム。二葉あき子、若手はかとうなお

 湖畔の宿は高峰三枝子で叶和貴子

 別れのブルース。淡谷のり子で若手ははしばたはつみ。

 蘇州夜曲。渡辺はま子。霧島昇。若手はは河合奈保子。

 東京ブギウギ。笠置シヅ子と高見知佳

 胸の振子。霧島昇で、叶和貴子。

 銀座カンカン娘が鹿取容子。

 若手が歌うほうは編曲が息子さんの服部克久。

 兎に角上手いのは勿論ベテラン歌手の方々だが、当時の若手歌手は新鮮でみずみずしくてもぎたての果物みたいな魅力があった。

  叶和貴子は何回も、帝劇の舞台でご一緒したが色気のある美しい女優さんだった。

服部良一先生の御子息でこの間お亡くなりになった服部克久先生も、以前三越劇場のNHKドラマを舞台化した「笠置シヅ子物語 東京ブギウギ」で仕事ご一緒した。

 それと以前私の主催する公演、歌芝居。ひばり、裕次郎を織り込んだ「銀座に燃ゆる恋」鬼才井上貴湖作·演出。銀座ビャプラザ·ライオンで上演した作品で、若手の美人女優あべ まみさんに
銀座カンカン娘を歌っていただいたが、何とも新鮮で色気のある歌い方だった。

 歌ってこんなに新鮮でに聴けるんだとしみじみ思った。

 その後、歌芝居は山口百恵。テレサ・テンと続いて公演したがいずれも満員でお客様の好評を頂いているので再び歌芝居は公演したいのだがこのコロナでは暫しお休みである。