文房具ファンの皆さん、こんにちは!Q太郎です。

 

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今回は、米クロス社のソバージュシリーズ(万年筆)の修理について書きたいと思います。

(Qが持っているのは、写真の「オニキス」です。sleekなデザインが気に入ってます)

 

クロス社の保証制度

クロスといえば、「機構上永久保証」で有名ですが、いくつかの免責事項があります。消しゴム・インクカートリッジなどの消耗品(そりゃ当然ですわ)、表面加工の経年劣化(これにはひとこと言いたい)、クリップの開きなどは免責となっております。

表面加工の経年劣化については、現在は中国生産も安定しているのでそのようなことはないのですが、一時期、中国に生産が移った当初の頃でしょうか?クリップのメッキが薄すぎて、使っていなくても自然とハゲてしまうような粗悪品がありました。Qも一個持っているので、一度、クロス・オブ・ジャパンに掛け合って、交換してもらいたいと思ってます。
 

不調の万年筆

話が横道にそれましたが、本題に。おいら、クロスの万年筆はいくつか持っているんですが、ソバージュ太字(B)の調子が良くありません。書き始めの掠れや途中でのインクスキップがあり、実用に耐えません。購入時、お店でつけペン状態で試し書きして問題なかったのですが、いざ家に帰ってインクを入れて書いてみると、上記のような状態でした。すぐお店に持って行けばよかったのですが、クロスは永久保証があるからと、そのまま使わずに数年死蔵しておりました。(保管前には、きちんと洗浄済みです)

おいら、PC主体の仕事が多かったから、はっきり言って、当時、万年筆はあまり必要なかったんだよね。ですが、先日、引き出しの中で眠っているソバージュさんをみかけ、やはり使ってあげないと…と思い、修理に出すことにしました。

保証条件の変更

が、クロスのアフターサービスのページを見ると、数年前には記載がなかった「万年筆のペン先」がいつの間にか免責になっているではありませんか!あぁ…Qのバカバカ。さっさと修理しておけば良かったのに、と今更ながら後悔。

一番最後の行に「万年筆のペン先は免責ね」と追加されています。うぐぐ。。)

 

修理依頼

しかし、今までもクロスのボールペンやシャープペンを修理に出したことがあり、いつも無償で修理してくれた(いまは修理でなく、良品との交換になるそうです)ことから、今回も、ダメもとで修理に出すことにしました。ほぼ新品に近い状態で保管していた旨を強調して。

で、結果はと言いますと、ペン先を良品と交換してくれるとのこと。ただ、太字の在庫はもう終了してしまったため、中字(M)になってしまうとのことです。うーん…太字でヌラヌラとサインするために買ったのですが、仕方がありません。そのまま返してもらって、川窪さんのような職人さんに直してもらうのも一つの手なのですが、それはそれで面倒なため、中字で構わないから交換してもらうことにしました。

おいら、万年筆を何本も持ってるけど、気に入った書き味のものはホント数えるほどしかありません。一応、購入時には店頭で試し書きするんですが、つけペン状態とインクを入れた状態では条件が違うため、家に持って帰ってからがっかりしたことは数知れず…やっぱり万年筆って難しいですよね。むしろ鉄ペン廉価万年筆の方が相性良くて、おいらの舶来高級万年筆群より、プラチナのプレピーやペリカーノJrの方が確実に書き味が良いです。ただ、第一話「デザインと書き味はトレードオフ」の原則どおり、デザインが気に入っているので、無理して使ってます。一度、ペンクリニックなる催しに参加したいとは思うものの、Q、基本的に面倒くさがりなので、実現したことがありません💦

さて、件(くだん)のソバージュ万年筆ですが、ペン先交換後の書き味は如何に。

手元に届き次第、報告します。