【ルーマニア&ブルガリア2025-9】故チャウシェスク大統領の遺構@ブカレスト | 成熟女子?!のお気楽日記  〜旅して、食べて、着物着て。。キャリアの向こう側

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大人だけれど、心はいつもいつまでも好奇心ある「女子」でいたい人の備忘録。
歌舞伎や着物、食べ歩きの日常と、出張やプライベートで訪れた海外での食や文化を綴った、成熟女子の日常ログです。
時々、キャリアの向こう側に見えてきた景色も、お気楽に綴りたいと思います。


ルーマニアの首都のブカレストには3泊しました。

ルーマニアといえば、東欧革命で終わった共産主義時代に、独裁者として君臨していた故ニコラエ・チャウシェスク大統領を思い出す人は少なくないと思います。
1989年に夫婦そろって銃殺されたのは、我々の年代には印象的な出来事でした。


ブカレストの初日は、朝一から、予め予約をしていた、チャウシェスクの私邸の見学に向かいました。


ホテルから歩いてすぐの大学広場
ここから、地下鉄で移動します。
なんだががら〜んとしていました。地下鉄はクレジットカードのタッチで乗車できる便利さでした。
駅は、共産主義時代の面影を強く感じました。
電車は空調無し。。暑かったです。
目的地に到着して、地上に上がると打って変わって綺麗な花屋さん。お花屋さんがとても多く感じました。

暫く高級住宅街を歩くと目的的地到着です。

春の宮殿(チャウシェスク私邸)

看板かでてきました。

中の見学は予約制のツアーのみ。英語とルーマニア語の開催です。大変人気があり、数日前でないと予約が難しい状況でした。

室内は撮影禁止でしたが、豪華なシャンデリアや贅沢な調度品に囲まれた生活は、当時の一般市民の暮らしとの落差を如実に示しています。説明も興味深く、大変印象的な見学になりました。
部屋ごとに、インテリアのテイストを変えていて、ルネサンスありバロックありロココあり。。素晴らしい家具や調度品、プール等豪華絢爛な生活は、彼らの最後や、当時の国民の生活を知っているが故に、複雑な気分でした。こちらは中庭。


チャウシェスクが残した負の遺産といえばもう一つが、大変有名なこちら。

国民の館
故チャウシェスク大統領が、1500億円をかけて造らせた宮殿です。国民は飢餓に苦しんでいた時に造らせたそうです。。ペンタゴンに継ぐ大きさだそう。

こちらも、完全予約制のグループツアーのみで、飛行機並みのセキュリティチェックがありました。大変人気で、出遅れた私達はブカレスト最終日にようやく予約できました。

こちらは、向かって右側の側面から見たところです。見学の入口はこちらになります。建物の幅も、広いことが分かると思います。
この日は、丁度、ルーマニアの重鎮と言われる政治家が亡くなった日で、反旗が掲げられていました。

部屋数は3107部屋もあり、そのうちの幾つかを見学します。
どの部屋も素晴らしくゴージャスなつくり
部屋ごとに、テイストを変えているのは、チャウシェスクの自宅と同じです。
まさに宮殿です
どの部屋も、シャンデリアが素晴らしく、チェコ等から輸入したとのこと。
現在は、政党のオフィスや、コンサートや、国際会議に使われているそうです。


観光に疲れると、旧市街のカフェで一休み。
暑いので、冷たいアペロールスプリッツが美味しく感じました。負の遺産の見学は、なかなか重い内容なので、少し休んで、自分の中でも消化する時間が必要になります。


東欧を旅行すると、毎回、厳しかった共産主義時代の監視社会の生活や、民主化への革命の歴史、ロシアとの複雑な関係等、考える事が多いです。春の宮殿では、最後に、チャウシェスクの一生と彼がやってきた事の短い映画を見ることができます。

わかることは、少なくとも最初は本当に国の為と思ってに政治をしようとしていたこと。また、残念ながら夫婦共にアカデミックな知識が全く無かったこと。中国と北朝鮮を訪問して、特に北朝鮮の政治システムに感銘を受けてしまい、そこから自分を神格化しようとしたこと。また、最後の最後まで、国民から支持を受けていると信じていた位、状況が見えておらずイエスマンしか周りにいなかったこと。。
一方で、人権を無視した制度や監視社会だったにも関わらず、地方や貧しい人を中心に、今でもチャウシェスク時代に一定の評価をしている人も少なくないという事実。。それほど、独裁者から民主主義への国のコントロールは大変だということだと思います。

圧倒的な力の指導者は、短期間であればドラスティックな改革が期待できますが、長期化しやすく、また、指導者が「独裁者」になってしまうと、止められませんし、もし本人も降りたくても、自身の身の安全鑑み降りられません。

21世紀の今でも、独裁者と言われる指導者は世界に散見されます。これらの国々は、今後どうしていくべきなのかはを考えるにあたり、過去の知見は、非常に示唆に富むと思いました。

こちらは、今のルーマニアです。

大型商業施設と、まだ活用されている共産主義時代のアパート。
一昔前の日本の集合住宅に似ています。
木造建築が多かった共通背景があるからかも。。

大型商業施設

中は普通のブランドが入っています。

見つけたら必ず、その国のオリジナルチャームいただくPANDORAも。
一方で、ルーマニアならではの、こんなイコンのお店もありました。
こちらはスーパー
果物や野菜のびんずかは多く見られました。
寿司もびっくりびっくり
スイカ1個100円ラブ

すでにEUに加盟し、今年からシェンゲン協定にも加盟し西側諸国になったルーマニア。実は、東欧の国々の中で、唯一のラテン系の民族だったそうです。

知らない国を旅行すると、色々な発見があり、考えることがあり。。それも楽しみの一つになりますね。