流浪の月~凪良ゆう | 青空にTシャツ、片手にビール、片隅に思い出

青空にTシャツ、片手にビール、片隅に思い出

少し暇な時間が出来たので、何の脈略もない部屋になりそうですが、童心に返って絵日記風に始めてみます

 

流 浪 の 月 ~ 凪 良 ゆ う

2020年 本屋大賞

本屋大賞受賞作ということで

全国の書店員さんイチ推しの一冊

書店員さんを使用して購入💦

 

プロの書店員さんの読後コメントが

本の帯に載っていましたので

いくつかご紹介します

 

本屋大賞に推されただろう

書店員さんの言葉

下矢印

~紀伊國屋書店梅田本店~

小泉真規子さん

一見穏やかな物語かと美味しく

堪能していたら

いつの間にか柔らかい毒が

ゆっくりとまわっていて

体内を巡って最後に静かに

とどめを刺されたような

もうすっかり凪良ゆう中毒に

されてしまいました

 

~MARUZEN&ジュンク堂書店~

勝間準さん

誰かを好きになるってどういうこと

他人から見たら異常な愛かもしれない

それでも好きな人のそばにいて

好きな人を独りにしない

架空の話だけど

そんな風に生きている彼女と彼を

ずっと見守っていたい

 

表紙のアイスクリームを見て

あま~いお話かと思いましたが

全く違うお話でした(笑)

 

それどころかとても恐ろしいお話で

途中で気分が悪くなることも💦

 

物語は

いくつかの章に分かれており

章ごとに語り手が代わって

物語が進んでいきました

 

「事実と真実は違う」というのが

物語のテーマかなと感じました

 

 

ちょっとネタバレを含んでいますが

 

~物語の冒頭~

19歳の青年と小学4年生の更紗

ふたりの出会いが物語の始まり

 

主人公の家内更紗ちゃんは

自由奔放なお母さんと

(母は昼間でもお酒を飲み

嫌なことがあると夕食は

アイスクリームだけという献立)

そんな母をこよなく愛する父

二人は更紗の前で平気でキスする

近所からは「変わり者一家」と

揶揄されていましたが

そんな両親が大好きな更紗ちゃん

3人は幸せに暮らしていました

 

※当刊の表紙の「アイスクリーム」

更紗ちゃんの大好きな晩御飯であり

お母さんの得意料理でした(笑)

 

 

 

しかし、お父さんが病死

お父さんのことが大好きだった母は

その現実に耐え切れず

小学生の更紗ちゃんを残して失踪

 

更紗ちゃんは叔母さんの家の子に

普通の家の叔母さんは

更紗の自由な発想を全否定し

「普通の子」になるよう強要

更におばさんの息子(従兄)が

深夜に寝室に忍び込んできて

身体を触ってくるのでした

でも、誰にも言えない更紗ちゃん

 

そんな時、学校の帰りの公園で

19歳の青年文と小学4年の更紗

ふたりが出会うのです

「家に帰りたくない」という更紗に

「うちに来る?」という文の問いに

頷きふたりだけの生活が始まる

決して誘拐ではありません💦

 

更紗はお父さんが亡くなって以来

久し振りに文の家で穏やかな

安心の日々を過ごすのででした

 

もちろんふたりともテレビで

更紗の「少女誘拐事件」としての

報道を見聞きしていますが

他人事のように過ごします

 

そんな生活が2か月過ぎた頃

パンダが観たいという更紗と

動物園に行ったところ💦

そこで通報され警察が来て

少女を誘拐監禁をしたとして

文は逮捕連行されます

一方、叔母の家に連れ戻される

恐怖から泣きじゃくる更紗

 

逮捕される文と泣きじゃくる更紗

その様子を撮影した映像が

加害者と被害者としてネット上に

 

その映像は事実だけれど

真実ではない

そこがこの物語の本題なのかな

と思いました

 

SNSの恐ろしさ💦

 

物語はそんな二人の出会いから

15年という歳月が過ぎ

そして15年後が描かれています

9歳だった更紗は

24歳になっていました

 

15年経っても

SNS上では

15年前の映像と事件は

決して忘れられていませんでした

💦💦💦

 

親子でも夫婦でも恋人でもない

それでもそばにいて

相手の幸せを

祈らずにはいられない

そんなふたりの関係を

何といえばよいのでしょうね

 

 

これは小説なんだと

言い聞かせて読んでいても

じわじわと心が折れそうになり

遅読が更に拍車がかかり

随分時間を要しました

 

途中何度か読むのを

止めそうになることもしばしば

 

再会した二人の事が心配で

どうにかこうにか

最後まで読み切りました

 

あ~しんどかった💦(笑)

 

読後

何とも言えない重苦しい思いに

泣きそうになりました

悲しいというのとはまた違う

何とも言えない

この感情を何というのでしょう

 

読後感が近いと思ったのは

イヤミスの女王と呼ばれた

湊かなえさんの小説を

読んだ後の

あの何とも言えない思いに

近いのかもしれません

 

※イヤミス

読後に嫌な気持ちなる

ミステリー小説のこと

 

湊かなえさん好きな方には

お薦めの本かもしれません(笑)

 

今回は凪良ゆうさんという

作家さんとの

衝撃的な出会いでした(笑)

 

~ 備忘録 ~

味のなくなったガムみたいな

過去をわたしはかみ続ける

「いつでも話を聞くからね」

あの人たちほんとに聞くだけよ

それも自分の幸せを確認するために

(本文より抜粋)

 

 

因みに

凪良ゆうさんは2023年にも

「汝、星のごとく」で2回目の

本屋大賞を受賞されておられます

 

書店員さんたちの

イチオシの作家さんなんですね

 

また、元気いっぱいの時に

挑戦してみたいと思います(笑)💦

 

疲れた読後には

アイスが食べたくなりました

 

アイスが美味しい季節

疲れた身体に暑さ対策に

ビール🍺だけでなく

アイスを頂きました(笑)

 

ご訪問頂きありがとうございました