の続きです。
カウンセリングが終わり、主治医の診察です。
主治医にこの2週間の心身の様子や過ごし方を伝えて、社会復帰について考え始めたことを話しました。
主治医は「自分の気持ちで働きたいと思っている?誰かに認められたいとか褒められたいとかっていう気持ちが原動力になっていない?」
ズバリ私は、周囲の目や態度から○○したほうがいいよな、こうすべきなんだろうな、と考え行動する癖がありました。
自分の意見があるのに言えない、空気を読みすぎて言わないこともあり、主治医はその部分を見抜いていていつも「あなたの気持ちなの?」という声をかけてくれます。その都度私は立ち止まることや自分の気持ちと行動が一致するようにしていきました。たぶんこれも私に必要な治療なのだと思います。
休職から退職をしてしばらく時間が経ち、そのことに焦る気持ち、生活や将来の心配も正直ありますし、家族に負担をかけたくない思いもあります。
夫から早く仕事してよ、と言われたことはありませんが何となくバリバリ働く私を見たいのだろうな、と勝手に感じていました。その勝手な思いが自分自身が早く社会復帰をしたいのだと思っているかのように勘違いしていたのだと思います。
そう、私はまだ社会復帰するところまで気持ちが盛り上がってはいないのです。
主治医は「これから先仕事をしてもしなくてもいいのです。究極、人生において何かしなくてはいけないことなどない。」
と言いました。
確かに、かなり究極ですが人生でこれをやらなければいけないことはないしこうしなければだめになる、と不安からあれこれする必要はないのですよね。何かあったときに助けてくれる人と手を取り、また困っている人がいたら自分に出来ることをする。シンプルなことなのだと思います。
とはいっても、生活がありますから先立つものは必要です!!!!現実も見えています我が家は普通のサラリーマン家庭ですからいつまでもぼんやりはしていられません。
主治医も無責任に言っているわけではなく、あくまでも今の私にはまだまだ自分との対話が必要であることを示しているのだと受け取りました。
で、抗うつ薬についての意見を伺いました。
「今のあなたは自力でセロトニンが出ている状態になっている。だから抗うつ薬での治療は必要ない。今の生活を大切にして、引き続き自分に出来ることをやっていきましょう。困ったらいつでも手を貸しますからね。」と言ってくださいました
不安や混乱状態の時期を経て、必死で耐え、自分でできる努力をしてきました。それは決して無駄ではなかったんだ、意味のある時間だったんだと涙が溢れました。
ブログのタイトルである『鬱を自分で治す!』に近づいていると思います。以前の自分とは違うパワーアップした自分になれるよう引き続き努力したいと思います。まだ身体の不調がありますので、しっかり自分と向き合いながら回復させていこうと思います。
今苦しいところにいる人も『絶対良くなる』と自分を信じて、やれることをやっていきましょう。どんなやり方でも自分に合うものを選択して。。。