だけどあなたの心は風
いつの間にか すりぬける
(槇 小奈帆・詞『ラヴ・スコール』
より一部)
まっすぐな道をまっすぐ歩かない
BB弾を拾い集める
高低差があれば高い方を進み低い方へジャンプする
突然脈絡なく走る
いい年して理解不能なことをする
あり得ない服や女を選ぶ
明らかに思慮に欠けた行動で周囲を困惑させる
叱られてしょんぼりしてみっともない姿を晒す
男ってわけわかんない
でも
真っ白なリムジンで颯爽と現れて
真っ赤なバラの花束なんか差し出して
跪いて「きみを迎えに来たよ」なんて囁きかけるより
これ走れるの?みたいなオンボロ車で
ここ走るの?みたいなデコボコの道を
助手席のことなんか構わず嬉々として運転してる方が
理想通りよりも
測り知れない方が
許すも 許さないも
わけわかんないのが 男