さらに意訳 | sgtのブログ

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歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。

 
April is in my mistress' face,
And July in her eyes hath place;
Within her bosom is September,
But in her heart a cold December.

Thomas  Morley









《意訳》
うららかな4月は貴女の顔に咲き、
7月のきらめきは貴女の眸に宿る。
僕を包む胸は夏のほとぼりが残る9月、
けれど貴女の心の裡はつめたい12月。









《さらに意訳》

あなたの薔薇色の唇がぼくの名を呼び

若木のようにしなやかな腕が

ぼくの躰を引きよせると

たちまちぼくはあなたに囚われる

真夏の海の熱と耀きをたたえる瞳は

蜃気楼のようにぼくを幻惑し

ぼくは櫂を失った筏になって

あなたの中を漂流する

しっとりと汗ばんだ柔らかな胸の中に

包まれているのは確かにぼくなのに

あなたの空虚をいま充たしているのは

ぼくであるはずなのに

あなたは決してぼくのものにならない

ぼくの体温はあなたの芯に届かない

凍てつく壁の向こうに閉ざされた

あなたの心を熔かしたいのに
















これは古ーいマドリガルなのですが
この詞の意味って どう考えても
「がんばれ若いツバメ!」
ってことだよねぇと
友達と話したのを思い出しました。