時の流れは早いもので北京に来てから半年が経ち、明日はいよいよ2023年度末です。特段することはないのですが、なんとなく記録はしておきたく記事を書くことにしました(といっても、これといった報告があるわけではないのですぐ終わりますが)。

 

考えてみれば実は特殊なことだと気がつかされることとして、日本における4月がもつ意味合いはそのほかの11個の月と比べてまた違った意味合いが色濃くあるように思います。単純な真理として、日本国外において4月という季節と、何か特定の(例えば入学、入社といった物事の始まり、ないしは、桜のころといった季節感)物事とを結びつけているということは特段なく(そうはいうものの確かにイースターの休暇と重なる部分はあるのかもしれませんが)あくまでも一年間に等しく巡ってくる月のうちの一つのピースにすぎないという認識があるように思います。その意味ではそれはとても面白いことだと思います。4月というのは一年の中のちょうど三分の一地点に位置することを思えば、それはざっくりと、一週間のうちの火曜日か水曜日くらいの位置付けですね。この始まりとも終わりともつかない位置取りを思う時、4月という位置取りもまた、前向きに言えばまだ余裕のある、後ろ向きに言えば宙に浮いたようなものだと思います。こうして思いを巡らしていると、そういった4月に対して「物事の始まり」という意味を与え、そして、それが慣習としてあまりに当たり前に受容されている日本文化が改めてとても愛おしくなります (と言いつつ、日本の大学に広く敷かれている3月卒業、4月入学に固定された学校制度については愛おしいどころか憎たらしくさえ思われることもときにはありますね笑)。

 

そのほか。2023年度は個人的にとても大きな変化があった年でもあります。慣れ親しんだ日本語環境から離れ、中国語/英語環境に身を浸すことができたことで毎日がとても充実していました (この辺りについては、今までのブログに詳しくまとめてあります!)。

さらに、3年前から隙間時間を使ってやっていた2つの英語指導についても、今年度かなり多くの成果が生まれました。 具体的には、数えてみたところ、主に大学受験生向けに英語を教えているプラットフォームでは合計706回、もう一つのオンライン英会話プラットフォームでは合計32回のレッスンを提供しました。いずれも今年度のみです。特に2年間にわたってコンスタントに質問に来てくださった受講者の方がついに大学入試を終えられたこと、それから、こちらのブログを見て英会話レッスンを受講しに来てくださった方々が少しずつ着実に増えていることをとても嬉しく思っています。

僕のような未熟な野心家を信じて英語レッスンを受講してくださったみなさんに感謝すると共に、毎回、リラックスしながらも緊張感のある素晴らしい質問や会話をしてくださったみなさんがこれからも大きく前進していくことができることを祈っています (もちろん、来年度も細々とレッスンは提供していくつもりではあるので、お時間が合えばいつでもお越しください!)。

 

北京の4月。いよいよ暖かい日といった様相を超えて、暑い日も増えてきそうです。そうは言いつつも、全てが楽しみでなりません。ゆっくりとまた新年度を始めていきたいですね。

 

(最後にこの前撮った学食での写真を貼っておきます!)

 

図1 燕南美食1階を眼下に

 

図2 家园食堂3階を斜めに