こんな記事がありました。
ナンバースクールの合格実績に関する記事です。
有料記事なので、
見られない方が多いかもしれません。
簡単に説明すると、
ナンバー各校ごとに合格者の多い大学が
ランキング形式で載っています。
ところが、これが国公立大学も私立大学も、
一緒になっているので、
非常に誤解を招きやすくなっているのです。
たとえば仙台一高。
1位は東北大学の75名、
そして2位が東北学院大学の
68名となっています。
これを見た多くの人は、
「仙台一高からも
意外と東北学院大学に行くんだね」
なんて思われたのではないでしょうか。
国公立大学の場合、
合格した人のほとんどが
そのまま入学します。
つまり、合格者数≒進学者数なのです。
ところが私立大学の場合、
複数大学・学部を受けるのが普通なので、
合格したからといって
そのまま進学するとは限りません。
仙台一高の場合も、
東北学院大学に進んだのは
3名だけです。
つまり、合格者の5%以下しか
実際に進学していないのです。
実情に合わせるのであれば、
「合格者数」ではなくて、
「進学者数」で載せるべきではないでしょうか。