学力は遺伝でほとんど決まってしまうのでしょうか。

 

それとも努力でかなりカバーできるのでしょうか。

 

 

実はこの問題については、

 

すでに答えが出ています。

 

例えばこちらの記事を見ればわかります。

 

 

結論を言うと、

 

数学は87%が遺伝です。

 

IQは66%、スポーツは85%、

 

音楽にいたっては92%が遺伝で決まるのだそうです。

 

 

「数学が苦手なのは遺伝だったのか。

 

 87%は遺伝で決まっているのだから、

 

 もう勉強なんかしても仕方がない」

 

なんて思った人がいるかもしれません。

 

でも本当にそうなのでしょうか。

 

 

もしもあなたの数学の遺伝的な能力が

 

極端に低いのだとしたら、

 

確かにそうなのかもしれません。

 

ただ、その確率は

 

かなり低いのではないかと思われます。

 

 

学校の定期試験をイメージすれば

 

分かると思いますが、

 

一般的に点数や能力の分布は

 

均一ではありません。

 

学校の定期試験だったら、

 

平均点の前後にはたくさんの人がいますが、

 

100点を取る人とか、

 

逆に0点を取る人はほとんどいません。

 

誰もいない場合もありますし、

 

いてもせいぜい数人というのが普通でしょう。

 

 

数学の遺伝的な能力についても同じです。

 

飛びぬけて優秀な人とか、

 

逆にどうしようもなく能力が低い人というのは、

 

本当に100人に1人とか、

 

そのぐらいしかいないのです。

 

 

そして大半の人は、

 

平均前後に固まっています。

 

差があったとしてもごくわずかで、

 

努力でカバーできるような差でしかないのです。

 

 

それにそもそも、

 

「能力は遺伝なんだから、

 

 努力しても仕方がない」

 

と全て諦めてしまう人生って、

 

楽しくないのではないでしょうか。

 

 

「遺伝的な能力の差はあるのだろうけれど、

 

 自分は自分なりに精一杯努力しよう」

 

と考えたほうが、

 

ずっと幸せな人生が送れると思いますよ。