最近、こんなことがありました。

 

 

地元の私立大学を受験する生徒が、

 

こんなことを言ってきたのです。

 

 

「やっぱり国公立大学も

 

 一般で受けようかと思っているんです。

 

 いや、別に国公立大学に

 

 行きたいわけじゃないんですけど、

 

 一応受けておいた方が、

 

 どこかの大学に合格できる確率は

 

 高くなると思うんで……」

 

 

みなさんは、この話を聞いて、

 

どう思われましたか。

 

 

もしも宝くじを買うのであれば、

 

たくさん買ったほうが

 

当選確率は上がります。

 

1枚よりも10枚、

 

10枚よりも100枚買ったほうが、

 

当選確率は高くなります。

 

 

その生徒は、

 

それと同じ感覚で言っているのでしょう。

 

私立大学だけよりも、

 

私立大学と国公立大学の両方を受けたほうが、

 

どちらかに合格できる確率は

 

上がるように感じているのでしょう。

 

 

ただ、そこにはいくつかの

 

大きな間違いがあります。

 

 

まず国公立大学は、

 

どこであっても合格するのは

 

簡単ではありません。

 

地元の私大を第一志望にしている人の中で、

 

合格できる力を持っている人は

 

ほとんどいないと思います。

 

 

また、本気で国公立大学を目指す人は、

 

もうだいぶ前から

 

それに向けて勉強を始めています。

 

今から始めても、まず間に合わないでしょう。

 

 

しかも国公立大学を受けるのであれば、

 

受験科目が一気に増えます。

 

私立の場合は3科目で済むのですが、

 

国公立大学も受験することになると、

 

基本的には7科目以上の勉強が必要になります。

 

 

3科目に専念できなくなるわけですから、

 

本命である私立大学の合格も難しくなります。

 

結局、合格確率が上がらないどころか、

 

下がることになってしまうと思います。

 

 

受験のことがある程度分かっている人ならば、

 

こんな話は出てこないのですが、

 

意外と多いのです、こういうことは。

 

 

今日も動画をアップしました。

 

こちらです。