先日、入塾を検討されている

 

保護者の方との面談の中で、

 

「質問をしても答えられないような講師が

 

 いたりすることはないんですか?」

 

という質問をいただきました。

 

 

もちろんどんな講師であっても

 

分からないことはありますから、

 

どんな質問でも

 

答えられるわけではありません。

 

 

ただ、学力は採用のときに確認していますし、

 

講師の8割は東北大学の学生なので、

 

一般的な内容であれば

 

まず答えられないことはないと思いますと、

 

そのときは返答させていただきました。

 

 

ただ、その後ちょっと不安になりました。

 

8割が東北大学の学生だと答えたものの、

 

きちんと数えたわけではなかったからです。

 

 

念のために確認してみたところ、

 

全体の9割が東北大学の学生、院生でした。

 

逆の意味で嘘になってしまったかもしれません。

 

 

そしてここで大事なのは、

 

「うちの塾は、東北大学の学生を

 

 優先的に採用しているわけではない」

 

ということです。

 

 

東北大学以外の学生でも、

 

優秀な人はたくさんいます。

 

ですからうちの塾の場合は、

 

優秀な人であれば

 

短大生であっても喜んで採用します。

 

 

1名だけですが、

 

過去に仙台医療センターの学生さん、

 

つまり専門学校生を採用したこともあります。

 

もっともその人は某国立大学を卒業した後、

 

某大手塾で講師をしていた人なので、

 

いわゆる「専門学校生」とは

 

違うかもしれませんが。

 

 

ただ、やはり採用基準を高く設定すると、

 

その基準をクリアするのは

 

東北大生が多くなってしまいます。

 

ですからうちの塾の場合は、

 

「結果的に」東北大生が多くなっているのです。

 

ここは意外と重要だと思っています。

 

 

大学院生についても

 

同じようなことが言えます。

 

大手の家庭教師派遣会社の中には、

 

「学生よりも指導がうまい大学院生が担当します」

 

ということをウリにしているところがあります。

 

 

ただ私の経験からすると、

 

四大の学生よりも大学院生のほうが指導がうまい、

 

などということはありません。

 

むしろ受験からあまり期間が空いていない分だけ、

 

四大の学生のほうが優れている面もあるぐらいです。

 

ですから、「講師が大学院生であること」には

 

それほどの価値はありません。

 

 

ところが言っていることと矛盾するようですが、

 

当塾の講師の大学院生比率は

 

結構高めです。

 

この春新しい講師を採用したことによって

 

率はかなり下がりましたが、

 

それでも全体の4割強が大学院生です。

 

 

そしてここが重要なのですが、

 

当塾の大学院生の講師の大半は、

 

大学1、2年生のときから

 

ずっと当塾で講師をやっています。

 

 

つまり当塾は比率を上げるために

 

大学院生をかき集めたわけではないのです。

 

辞めずにずっと継続してくれる

 

講師が多い関係で、

 

「結果的に」大学院生が多くなったのです。

 

 

こういう講師はそれなりの経験がありますから、

 

「塾講師を始めたばかりの大学院生」

 

とはまるで違います。

 

こういう大学院生なのであれば、

 

価値があると言えるのではないでしょうか。

 

 

大事なのは、「結果的に」

 

そうなったという点です。