最近はちょっと変わってきましたが、

 

一時期日本製のパソコンが

 

ひどい状態になっているときがありました。

 

 

ビジネスでパソコンを使う場合、

 

用途は限られます。

 

基本的に使用するソフトは

 

オフィスソフトぐらいですし、

 

授業動画を見るために使うのであれば、

 

OSだけでも充分なぐらいです。

 

CPUやストレージにしても

 

最低限のもので何の問題もありません。

 

 

ところが日本製のパソコンは、

 

年賀状ソフトやゲームソフトなどが

 

てんこ盛りになっていました。

 

さらにテレビが見られるようになっていたり、

 

CPUやストレージのグレードも高かったりで、

 

明らかにオーバースペックだったのです。

 

 

そうなると、値段もそれなりになります。

 

ですから一時期は、

 

DellやHPなどの外国製のパソコンばかり

 

使っていました。

 

 

各種ソフトやテレビ視聴機能などは、

 

使わないと思っていたとしても

 

どこかで使うことがあるかもしれません。

 

また、CPUやストレージも、

 

良いものにこしたことはないわけです。

 

 

日本の場合、そういう考えから何事も

 

「無いよりもあったほうがいい」

 

ということで、

 

詰め込みすぎになるケースが

 

多いような気がします。

 

 

公立の学校などがそうですね。

 

今は昔よりも学校の役割が増えています。

 

職場体験やファイナンスパークなどは

 

私が子供の頃にはありませんでしたし、

 

いじめなどをなくすための取り組みも、

 

昔よりもずっと手間がかかるものになっています。

 

 

もちろんそれらは

 

意味が無いわけではありません。

 

ただ、「やらないよりはやったほうがいい」

 

と思われるものを全て取り入れ続けると、

 

詰め込みすぎになって、

 

バランスが悪くなってしまうのです。

 

 

実は当塾も、

 

それに近い状態になっていたのかもしれません。

 

当塾は開業当時、小中学生対象の塾でした。

 

それが高校生も受け入れるようになり、

 

映像授業を取り入れたり、

 

自習室を作ったりもしました。

 

また、中学受験の子を受け入れたり、

 

様々な機器を入れたりもしました。

 

 

全てよかれと思ってやったことですが、

 

最近、ちょっとバランスが悪いと

 

思うようになりました。

 

もう少しやることを絞って、

 

それに集中した方が良いのではないかと

 

思ったのです。

 

 

今年度から中学受験の子の受け入れを

 

止めたのもその一環です。

 

また、今アプリで

 

授業の振り替えができるように

 

設定しようとしていますが、

 

それも「教える」ことに集中するための方策です。

 

 

もちろん、それでサービスの質が

 

下がるわけではありません。

 

むしろ集中できる分だけ

 

上げられるのではないかと思います。

 

その点はご心配なく。